性格的小品(キャラクターピース)とは

音楽の基礎知識

性格的小品(キャラクターピース)とは?主な種類と特徴まとめ【音楽のジャンルを分かりやすく解説!】

元中学校音楽教師でピアノ歴30年以上のめりーです。ショパンの楽曲に多い性格的小品の種類と特徴をご紹介します。

ロマン派のピアノ作品を演奏・鑑賞する際、
プレリュードって何だっけ?
バラードの特徴は?

と、似たような曲名や曲想に戸惑うことはありませんか?

実は、これらは性格的小品というジャンルのひとつで、それぞれに音楽的な特徴があります。

この記事では、
性格的小品とは何か
性格的小品の主な種類と特徴
を簡単にご紹介しますので、各ジャンルを演奏、鑑賞する際のヒントととしてお役立てください。


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性格的小品とは?どのような音楽のこと?

性格的小品とは、自由な発想によって作られた、ピアノのための短い楽曲のこと。

英語でキャラクターピース(character piece)とも言い、その多くはロマン派時代に作られました。

ショパンのノクターン集ワルツ集などを例に、数曲まとめられて曲集とされることが多いです。

性格的小品の主な種類と特徴

性格的小品に含まれる楽曲の主な種類とその音楽的特徴を簡単にご紹介します。

曲名特徴
ノクターン
(夜想曲)
ラテン語の「夜の」を語源にもつ。美しい旋律と、夜に聴くにふさわしい叙情的な楽想が特徴。(詳細や代表曲はこちら
ワルツ
(円舞曲)
3拍子軽快かつ優美な舞曲。現在のチロル州とバイエルン州の農民が踊っていたヴェラー (Weller) というダンスが起源と言われている。(詳細や代表曲はこちら
スケルツォ
(諧謔曲)
イタリア語で「冗談」の意で、おどけた感じが特徴の、明るく快活な音楽。特に形式や拍子、テンポは決まっていないが、急速な3拍子であることが多い。(詳細や代表曲はこちら
バラード
(譚詩曲)
物語風の劇的な音楽のこと。決まった型はなく、ゆったりとした美しい雰囲気から激情的な終焉に向かうような複雑な構成からなる曲もある。(詳細や代表曲はこちら
エチュード
(練習曲)
演奏技巧を習得するための楽曲。技術向上のための教育用練習曲と、演奏会にもふさわしい音楽的内容の練習曲がある。性格的小品としてのエチュードは後者。(詳細や代表曲はこちら
プレリュード
(前奏曲)
大規模曲の前に演奏する楽曲。本来は即興による演奏だったが、次第に書き留められ、演奏技巧を発揮できる即興的で自由な作品として定着した。(詳細や代表曲はこちら
アンプロンプチュ
(即興曲)
自由な形式で作られた楽曲。実際に即興演奏を行うのではなく、あくまでも即興的に作られた作品である。(詳細や代表曲はこちら
ファンタジア
(幻想曲)
作曲者の想像力に基づいて作られた楽曲のこと。形式にとらわれず、自由な楽想が特徴。(詳細や代表曲はこちら
ラプソディ
(狂詩曲)
自由な形式民族的または叙事的な内容を表現した楽曲のこと。高揚した感情を熱狂的かつ情熱的な楽想で表現し、様々な曲調や既存のメロディを取り入れているものもある。(詳細や代表曲はこちら
カプリッチョ
(奇想曲)
イタリア語で「気まぐれ」の意味。形式や型に縛られない例外的で、まさに気まぐれなスタイルが特徴。(詳細や代表曲はこちら
バルカロール
(舟歌)
ヴェネツィアのゴンドラで歌われる舟唄を模したもの。低音部の比較的簡単なリズムの上に、美しい旋律が重ねられる。(詳細や代表曲はこちら
マズルカ3拍子を基本とした特徴的なリズムをもつ、ポーランドの民族舞踊、舞曲のこと。(詳細や代表曲はこちら
ポロネーズフランス語で「ポーランド風」という意味。3拍子で、ゆったりとしたテンポで演奏されるポーランド起源の舞踊、舞曲のこと。(詳細や代表曲はこちら

ほかにも無言歌間奏曲(インテルメッツォ)ロマンスなどがあります。

性格的小品の比較鑑賞におすすめの作曲家

さて、性格的小品の主な種類をご紹介しましたが、これらを聴き比べ、その違いを楽しむなら、ショパンの楽曲がおすすめです。

ピアノの詩人理由

ショパンロマン派を代表する作曲家で、上記で紹介した性格的小品のほとんどを作っています。

美しい作品ばかりなので、ぜひ各曲の音楽的特徴に着目しながら、鑑賞や演奏をお楽しみください。

また、各曲の詳細ページでは、それぞれの代表曲やおすすめの曲をご紹介していますので、よければ合わせてご覧ください。

というわけで、この記事では性格的小品とは何かについての簡単な解説と、性格的小品の主な種類と特徴をご紹介しました。

少しでも皆さんのお役に立てていれば幸いです。

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