簡単なのに聴き映えするピアノ曲

音楽×趣味

大人の発表会におすすめ!簡単なのに難しく聴こえるピアノ曲12選

ピアノ歴30年以上の元音楽教師めりーです。

ピアノを習い始めた方、久しぶりに再開した方なら誰もが一度は思う、

簡単だけど難しそうに聴こえる曲が弾きたい!

という願望。

かっこいい曲は弾きたいけれど、練習はしたくない」という気持ち、よく分かります!

そこで、この記事では、そんな望みを叶える名曲を難易度の低いものから順にご紹介します。

この記事では、譜読みに時間がかからないもの、技術的に難しくないものを「簡単」と定義しています。

①ギロック:「秋のスケッチ」

儚くも美しい旋律が魅力的な一曲。

特に中間部はロマンティックで、秋の切なくも美しい情景が思い浮かぶ素敵な曲です。

見開き1ページで、音数も少なく、ロ短調(♯2つ)なので譜読みはしやすいです。

小学生でも弾けるくらいの難易度ですが、このセンチメンタルな雰囲気は大人にしか表現できないのでは?と思います。

この曲集に収録されている曲はどれも短くて譜読みが簡単ですし、ショパンを彷彿させるような美しい曲ばかりなので、かなりおすすめです。「ショパンを弾いてみたいけれど、技術的に不安」という方は、まずはギロックから始めてはいかがでしょうか。

ショパンの登竜門的存在と言えば、「こどものためのアルバム」もおすすめです。

②デュラン:ワルツ Op.83-1

ショパンの「小犬のワルツ」のような、かわいらしい曲。

速いパッセージが多くて一見難しそうですが、実はほとんどが繰り返しで、音の動きも指を動かしやすいよう作られているので、意外と簡単に弾けます。

変ホ長調(♭3つ)なので譜読みは少し大変ですが、発表会向きなので、レパートリーに加えたくなるはず!

③ブラームス:ワルツ Op.39-15

ブラームスと聞くとなんだか難しそうな気がしますが、このワルツは案外弾きやすいです。

変イ長調(♭4つ)なので、若干慣れるまでに時間はかかりそうですが、ブラームスの他の曲に比べると譜読みは簡単

ゆったりとした美しい曲なので、大人の雰囲気でしっとりと演奏したいですね。

④ドビュッシー:「アラベスク第1番」

美しくロマンティックな雰囲気の名曲。

流れるようなアルペジオが難しそうに感じますが、音の動きが捉えやすいので、案外簡単に弾けます。

ホ長調(♯4つ)なので苦手意識を感じる方もいるかもしれませんが、譜読みはしやすいので安心してください。

⑤シベリウス:「樅の木」Op.75-5

樅(もみ)の木と言えばクリスマス!ですが、この曲にクリスマスらしさはなく、「雪景色の中に静かに佇む孤高の木」という感じ。

流れるようなアルペジオから始まり、叙情的なハーモニーを奏で、再び主題に戻るという、短いながらも大曲さながらのボリューム感があります。

ロ短調(♯2つ)で技術的にも難しくない(ソナチネ程度)ので、まさに「簡単なのに難しそうに聴こえる曲」です。

⑥バダジェフスカ:「乙女の祈り」

ピアノ弾きなら一度は聴いたことがあると言っても過言ではない超有名曲!派手で煌びやかな印象なので、発表会等でもよく演奏されています。

変ホ長調(♭3つ)でオクターブのパッセージだらけなので、譜読みが大変ですし、手が大きくないと苦戦するかもしれません。

ですが、初心者でも頑張れば弾けるレベルなので、良い目標にはなりそうです。

⑦ラヴェル:「亡き王女のためのパヴァーヌ」

感傷的なメロディが特徴の美しい一曲。

スペインの画家による絵画から着想を得たこともあり、淡いタッチで描かれる印象派の絵画のような儚さがあります。

中間部から後半にかけて音数が増え、動きも複雑になりますが、速度はゆっくりですし、ト長調(♯1つ)なので、案外簡単に弾けます。

⑧ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」Op.13 第2楽章

ピアノソナタ「悲愴」はベートーヴェンの激しさや苦しみ、悲しみが詰まったような曲ですが、第2楽章だけは穏やかで優しい雰囲気。

とにかくメロディが美しく、単独で演奏されたり、ドラマや映画などで使用されたりすることも多いです。

変イ長調(♭4つ)で、指を拡張しなければ弾きづらい箇所もありますが、全体としてゆっくりとした速度なので、そこまで難しさは感じません。

⑨ガーシュウィン:「アイ・ガット・リズム」

キャッチーなメロディと明るく軽やかなリズムが特徴で、クラシック音楽よりかは、どちらかというとジャズ。

ゆえに日本人には少し演奏しづらい部分はあるかもしれません。

ですが、変ロ長調(♭2つ)ですし、演奏時間も1分半と短いので、譜読みはそこまで大変ではなく、何しろ弾いていて楽しいです。

私もあまりにも楽しくて夢中で譜読みしてしまいました。

人前で演奏すれば「その曲かっこいいね!」と言われること間違いなしです。

⑩ショパン:前奏曲 Op.28-15(雨だれ)

ピアノ弾きの憧れと言えば、やはりショパン!

中でも、「雨だれ」の名で親しまれるこの曲を「一度は弾いてみたい」と思っている方は多いのではないでしょうか。

変ニ長調(♭5つ)で、複雑な動き(鍵盤を押さえながら別の音を弾く等)もあるので、「めちゃくちゃ簡単」というわけではありません。

ただ、速度もゆっくりですし、譜読みさえできてしまえば、さほど難しくはないので、目標の一つにはなり得そうです。

もっと簡単なショパンの曲をお望みなら、こちらの記事をご覧ください。

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⑪リスト:「愛の夢 第3番」

超絶技巧でおなじみ、リストの代表曲。

言葉では言い表せないほど美しく、うっとりする曲ですよね。

ただ、変イ長調(♭4つ)ですし、リストならではの技巧的な難しさ(跳躍・速いパッセージ等)、表現の難しさがあるので、それなりのテクニックが必要です。

これまでご紹介した曲が全部弾けるようになった頃に挑戦してみることをおすすめします。

⑫ラフマニノフ:前奏曲 Op.3-2「鐘」

最後にご紹介するのがラフマニノフ!(「もうそれ上級者の曲だろ!」と言われそうですが…)

荘厳な雰囲気をもつ大曲で、難易度高めに聞こえますが、実は意外と弾きやすいのです。

とは言っても、嬰ハ短調(♯4つ)で譜読みは大変ですし、一度にたくさんの鍵盤を押さえたり、中間部は音の動きが複雑だったりするので、練習は必須。

ですが、ラフマニノフの中では簡単な方なので、少し背伸びしたい方にはおすすめです。

以上、簡単なのに難しく聴こえるピアノ曲をご紹介しました。

今回は技術的な面において易しいものをチョイスしましたが、どの曲も表現を極めるにはそれ相応の時間と練習を要します。(楽して得られるものは少ない…)

苦手な曲や嫌いな曲を練習するのは苦痛なので、ぜひご自身が好きな曲、弾いてみたいと思う曲に挑戦して、練習を楽しんでくださいね。

というわけで、今回の記事は以上です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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