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楽典・音楽用語

意味を知れば納得!音楽用語の効率的な覚え方

2022年2月18日

元中学校音楽教員めりーです。

音楽用語はイタリア語やフランス語、ドイツ語で馴染みがない上に似たような言葉が多く、覚えるのが大変と悩んでいる方も多いと思います。

そこで、この記事では、

・学校のテストに備えて暗記しなければいけない

・譜読みのスピードを上げたい

・有名な言葉だけでも覚えておきたい

という方向けに、音楽用語を効率的に覚えるコツをご紹介します。

音楽用語の効果的な覚え方

音楽用語を覚えるコツは、たった1つ、本来の意味を知ることだけです。

例えば、音楽用語のひとつ、dolce(ドルチェ)は、イタリア料理では「デザート」という意味で使われています。

これは、「甘い、やわらかい」という本来の意味が基になっているからです。

このことを知っていれば、音楽用語としてのdolceが「(スイーツのように)甘美に、優しく演奏する」という意味であることがイメージしやすくなります。

このように、"音楽用語"として知られる言葉のほとんどが、他国では"日常的な言葉"として使われています。

ゆえに、本来の意味を知れば、その言葉が表す情景がイメージしやすくなり、音楽用語としての意味も理解しやすくなると思います。

せっかくなので、他にも例をご紹介します。

(例1)フェルマータは「バス停」

イタリアではバス停を指す言葉としても使われるfermata(フェルマータ)

現状のままストップ」ということなので、音楽においては、音を出しているなら出し続け、休んでいるなら休み続けましょうという指示になります。

(例2)モッソは「動き」

速度変化を示すPiu mosso(ピウ モッソ)Meno mosso(メーノ モッソ)は、どっちが速くしてどっちが遅くするのか分からなくなることはありませんか?

ですが、Mossoは「動き」という意味なので、PiuMenoの意味さえ覚えれば、もう迷うことはないはずです。

まとめ

さて、この記事では音楽用語の効率的な覚え方をご紹介しました。

ただがむしゃらに覚えようとするのではなく、言葉がもつ本来の意味に目を向けると、頭に入ってきやすくなるのではないかなと思います。

ざっくりとした内容ではありましたが、少しでも参考になっていれば幸いです。

楽典をよりしっかり学びたい方には、こちらの本がおすすめです。

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