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音楽史

滝廉太郎だけじゃない!日本の音楽史に欠かせない重要人物10名

元中学校音楽教員めりーです。

皆さんは日本の音楽史と聞いて、真っ先に誰の顔を思い浮かべますか?

恐らくほとんどの方が、眼鏡をかけた肖像画でお馴染みの、滝廉太郎を思い浮かべるのではないでしょうか。

ですが、日本の音楽史には、他にも活躍した人物がたくさんいます。

そこで、この記事では、誠に勝手ながら日本の音楽史に欠かせない重要人物を10名ピックアップしてご紹介します。

あくまで私が個人的に選んだだけではありますが、学校の音楽授業でよく取り上げられる方々ばかりなので、参考にしていただければ幸いです。

①八橋検校(1614~1685)

江戸時代に活躍した筝曲家です。

箏の新しい調弦法を生み出し、「六段の調」など数多くの筝曲を作りました。

②四世 杵屋六三郎(1780~1856)

杵屋六三郎とは、江戸時代から今なお受け継がれている長唄の三味線方のことです。

その四代目である、四世 杵屋六三郎は演奏と作曲の両面で名人とされ、とりわけ「勧進帳」を作曲したことで有名です。

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③伊沢修二(1851~1917)

東京音楽学校(現在の東京藝術大学)の創立者です。

日本初の音楽の教科書「小学唱歌集」を取りまとめ、「ちょうちょう」など、今なお歌い継がれている作品を世に広めた人物とされています。

④岡野貞一(1878~1941)

明治の終わりから昭和初期にかけて活躍した作曲家です。

ふるさと」や「春の小川」など様々な唱歌を作曲し、日本各地の校歌の作曲も手がけました。

⑤滝廉太郎(1879~1903)

明治期に活躍した作曲家です。

代表作の「荒城の月」は日本で初めてつくられた西洋音楽と言われており、他にも「」や「お正月」など有名な作品を世に残しました。

⑥山田耕筰(1886~1965)

明治~昭和期に活躍し、日本の西洋音楽の基礎を築いた人物です。

代表作は「赤とんぼ」や「この道」などの歌曲が中心ですが、オペラ等、様々なジャンルの音楽を世に残しています。

⑦成田為三(1893~1945)

大正~昭和期に活躍した作曲家で、代表曲は「浜辺の歌」や「かなりや」などです。

⑧宮城道雄(1894~1956)

お正月に流れる定番曲「春の海」などの作曲者としても知られる箏曲家です。

演奏活動・作曲活動の傍ら、古典楽器の改良や新楽器の開発も行ったと言われています。


この曲を聴くと、お正月気分になってしまいます…

⑨團伊玖磨(1924~2001)

戦後の日本で、童謡から交響曲、オペラまで様々な作品を生み出した作曲家です。

代表作品は童謡「ぞうさん」やラジオ歌謡「花の街」、オペラ「夕鶴」など多岐にわたります。

⑩武満徹(1930~1996)

日本における現代音楽の先駆者です。

代表作である、琵琶と尺八とオーケストラによる「ノヴェンバー・ステップス」は世界でも広く知られています。

さて、この記事では日本の音楽史における重要人物10名をご紹介しました。

彼らの成し遂げた偉業、作り上げた作品があるからこそ、今の日本の音楽があると言っても過言ではありません。

音楽を学んでいる方は、ぜひそのような歴史も合わせて勉強してみてはいかがでしょうか?

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