花の歌詞の意味

歌唱授業

「花」(武島羽衣作詞/滝廉太郎作曲)の歌詞の意味を分かりやすく解説!

元中学校音楽教師のめりーです。お花見よりも、土手を歩きながら桜を眺める派です。

「春のうららの~」でおなじみ「花」(作詞:武島羽衣 作曲:滝廉太郎)

音楽の授業で扱う際には、しっかりと歌詞理解を行った上で、表現の工夫について考えさせたいですよね。

そこで、この記事では「花」の歌詞の意味をご説明します。

私が実際に授業で説明した内容を基にしているので、音楽の先生方はもちろん、「花」の歌詞の意味が分からない!という方にもおすすめです。


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「花」の歌詞理解の流れ

授業実践例でもご紹介していますが、私は以下のような流れで歌詞理解を進めていました。

①歌詞をじっくり読ませる。

②分かりづらい言葉の意味を解説する。

③生徒各自に歌詞全体を訳させる。or歌詞の内容から情景を想像させる。(ワークシートに記載)

④全体で意見を共有したのち、自分(教師)の解釈を伝える。

一方的に歌詞の意味を伝えるのではなく、生徒自身に考えさせることがポイント

この流れでは、生徒はある程度言葉の意味が分かったうえで歌詞の内容を考えることになりますが、一切説明しない状態で、曲想や旋律、前後の言葉との関係から意味を推測し、情景を想像させるという方法でもよいと思います。

では、ここからは「花」の歌詞の意味を(私なりの解釈で)ご説明します。

「花」の歌詞に出てくる言葉の意味を簡単に解説!

100年以上も前に作られた曲なので、意味の分からない言葉が出てきて当然。

私がいつもピックアップして解説していた言葉は黄色の網掛け部分です。

花の歌詞

それぞれの言葉の意味は下記の通り。

春のうらら:晴れた春の空に穏やかな日の光が照っている様子

櫂(かい):船を漕ぐ道具、オール

何にたとうべき:何に例えたら良いのだろうか(いや例えることなどできない)

見ずや:見てごらん

あけぼの:明け方

手をのべて:私の方に手を差しのべて

さしまねく:私を招いている、呼んでいる

錦おりなす:美しい織物のように色とりどり

長堤:長い土手

くるれば:日が暮れると

おぼろ月:ぼんやりとかすんだ月

げに:本当に

一刻も千金:そのひとときさえもとても価値がある

注目すべきは「何にたとうべき」という歌詞です。

単純に訳すと「何に例えたら良いのだろうか」ですが、その言葉には「例えることができないほどすばらしい」という意味が隠れています。

とにかくその情景を褒めたたえているわけですね。

この歌詞は一番と三番に出てきますが、褒める対象(眺め)は違いますし、旋律の動きや演奏方法も異なります。私はこのフレーズだけを抜き出して比較し、それぞれの表現方法を考えさせるという活動を行うこともありました。

「花」の歌詞を現代語に訳してみた

さて、最後に私なりの現代語訳をご紹介します。

中学生にも分かりやすいような簡単な言葉で訳していますので、授業の説明時にお役立ていただけたら嬉しいです。

柔らかな日差しが降り注ぐ春の隅田川で、

川をのぼったりくだったりしている船人の

漕ぐオールのしずくがまるで花のように散っている、

この眺めを何に例えたら良いのだろうか(いや例えることなどできない)。

見てごらん、明け方、露に光を浴びてきらきらと輝いて、

まるで私に何か訴えかけているような桜の木を。

見てごらん、夕暮れ時に枝を手のように伸ばし、

私を招いているような青々と茂る柳の木を。

織物のように色どり鮮やかで美しい、長く続く土手に、

日が暮れるとのぼる月が雲にかすんでいる。

このひとときさえも、ほんとうに価値のある、

この眺めを何に例えたら良いのだろうか(いや例えることなどできない)。

というわけで、この記事では「花」の歌詞の意味をご紹介しました。

なんとなく、歌詞の内容をご理解いただけたでしょうか。

noteでは「花」を教材として扱う授業の実践例を公開していますので、ぜひこの記事と合わせてご覧ください。

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少しでも皆さんのお役に立てていれば幸いです。

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