歌唱授業

「花」(武島羽衣作詞/滝廉太郎作曲)の歌詞の意味を分かりやすく解説!

元中学校音楽教師のめりーです。歌唱教材の歌詞の意味を解説します。

「春のうららの~」でおなじみ「」(作詞:武島羽衣 作曲:滝廉太郎)。

表現豊かに歌うためには、歌詞を理解する必要がありますが、昔の言葉がたくさん使われていて分かりづらい…

そこで、この記事では「花」の歌詞の意味を説明します。

「花」の歌詞の意味が分からなくて困っている方、説明方法に悩んでいる音楽の先生方のお役に立てれば幸いです。

\noteで公開中/

「花」の授業実践例はこちら

指導略案・ワークシートもダウンロードできます!(詳しくはこちら

「花」の歌詞に出てくる言葉の意味を簡単に解説!

100年以上も前に作られた曲なので、意味の分からない言葉が出てきて当然。

特に意味が分かりづらい言葉をピックアップ(黄色い網掛け)したので、まずはその言葉から解説したいと思います。

花の歌詞

それぞれの言葉の意味は、以下の通りです。

春のうらら:晴れた春の空に穏やかな日の光が照っている様子

櫂(かい):船を漕ぐ道具、オール

何にたとうべき:何に例えたら良いのだろうか(いや例えることはできない)

見ずや:見てごらん

あけぼの:明け方

手をのべて:私の方に手を差しのべて

さしまねく:私を招いている、呼んでいる

錦おりなす:美しい織物のように色とりどり

長堤:長い土手

くるれば:日が暮れると

おぼろ月:ぼんやりとかすんだ月

げに:本当に

一刻も千金:そのひとときさえもとても価値がある

注目すべきは「何にたとうべき」という言葉。

単純に訳すと「何に例えたら良いのだろうか」ですが、「例えることができないほどすばらしい」という意味が隠れています。

この歌詞は一番と三番に出てきますが、褒める対象も旋律の動きも異なるので、それぞれの違いを表現するのがポイントです。

「花」の歌詞を現代語に訳してみた

さて、前述の訳をふまえて私なりに現代語に訳しましたので、ご紹介します。

柔らかな日差しが降り注ぐ春の隅田川で、川をのぼったりくだったりしている船人の漕ぐオールのしずくがまるで花のように散っている。

この眺めを何に例えたら良いのだろうか(いや例えることなどできない)。

見てごらん、明け方、露に光を浴びてきらきらと輝いて、まるで私に何か訴えかけているような桜の木を。

見てごらん、夕暮れ時に枝を手のように伸ばし、私を招いているような青々と茂る柳の木を。

織物のように色どり鮮やかで美しい、長く続く土手に日が暮れるとのぼる月が雲にかすんでいる。

このひとときさえも、本当に価値のある、この眺めを何に例えたら良いのだろうか(いや例えることなどできない)。

いかがでしょうか?春の隅田川の情景が思い浮かびましたか?

最後に、私が授業で歌詞理解を行っていた際の流れをご紹介します。

「花」の歌詞理解の流れ

授業実践例でもご紹介していますが、私は以下のような流れで歌詞理解を進めていました。

①歌詞をじっくり読ませる。

②分かりづらい言葉の意味を解説する。

③生徒各自に歌詞全体を訳させる。or歌詞の内容から情景を想像させる。(ワークシートに記載)

④全体で意見を共有したのち、自分(教師)の解釈を伝える。

一方的に歌詞の意味を伝えるのではなく、生徒自身に考えさせることがポイント

この流れでは、生徒はある程度言葉の意味が分かったうえで歌詞の内容を考えることになりますが、一切説明しない状態で、曲想や旋律、前後の言葉との関係から意味を推測し、情景を想像させるという方法でもよいと思います。

まとめ

さて、この記事では「花」の歌詞の意味授業での説明の流れをご紹介しました。

こちらのnoteでは、「花」の授業実践例(指導略案・ワークシート)を公開していますので、音楽の先生方はぜひ合わせてご覧ください。

\指導案・ワークシートのダウンロードはこちら/


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