授業の基本

【小学校】音楽を形づくっている要素とは?イラスト付きで解説!

元音楽教師めりーです。音楽を形づくっている要素の意味を解説します。

音楽の授業では、音楽を形づくっている要素とイメージとを関連付けて批評したり、表現活動に生かしたりする場面が多々あります。

ですが、音楽の諸要素の中には「旋律」や「音楽の縦と横との関係」など説明が難しい用語もあり、苦労している先生も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では、小学校音楽科学習指導要領で示されている音楽を形づくっている要素を分かりやすくご説明します。

→中学校学習指導要領で示されている要素の解説・授業例

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音楽を形づくっている要素とは?

小学校音楽科学習指導要領に示されている音楽を形づくっている要素は以下の通りです。

ア 音楽を特徴付けている要素
音色,リズム,速度,旋律,強弱,音の重なり,和音の響き,音階,調,拍,フレーズなど

イ 音楽の仕組み
反復,呼びかけとこたえ,変化,音楽の縦と横との関係など

【音楽編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 共通事項(1)より

ここからは各要素について解説します!

音楽を特徴付けている要素

音色とは?

※声の場合は声色(こわいろ)とも言います。

音色は、声や楽器の表情、音の質、音の感じのこと。

笑顔や泣き顔といった表情があるように、音にも様々な表情があり、それにより聴き手が受ける印象も大きく異なります。

何か物を触った時の感覚と似ていて、「やさしい音色」「かたい音」「やわらかい音」などと表現します。

\音色に着目した授業例はこちら/

リズムとは?

リズムは、様々な長さの音符や休符の組み合わせのこと。

いろいろな長さの音や休止が組み合わさることによって生まれる拍の流れ、時間的な構造のことを指します。

曲を聴いて感じた印象から「細かいリズム」や「はねるようなリズム」などと表現します。

速度とは?

速度は、演奏するスピードやその変化のこと。

音符1つあたりの時間の長さが大きく関わっていて、短ければ速く、長ければ遅く感じます。

その曲が速いか遅いかによって聴き手の受ける印象は大きく変わるので、曲の雰囲気を左右する大きな要素の一つです。

速度は作曲家によって指示(楽譜の最初に提示)されていますが、曲の途中で変化したり、同じ曲でも指揮者や演奏者によって異なったりします。

\速度に着目した授業例はこちら/

旋律とは?

旋律は、音のつながり方のこと。

単なる音の高低変化ではなく、リズムを伴って連続的に連なることで生み出されるものを指します。

音楽の授業では主旋律と副旋律を捉えたり、「ゆるやかな旋律」「音の上がり下がり」などと表現したりします。

強弱とは?

強弱は、音量の大小とその変化のこと。

音が大きいか小さいかを相対的に捉えるものですが、単なる大小だけでなく、音色など他の要素と合わさった際の印象も含まれます。

例えば、小さい音でも弱弱しく頼りないと感じるものがあれば、逆に静けさの中の張り詰めた空気という印象を受けるものもあるといった具合です。

音の重なりとは?

音の重なりは、複数の異なる音色や高さの音が同時に鳴り響くこと。

後述する和音も含まれます。

和音の響きとは?

調のある音楽において、高さの異なる複数の音を同時に鳴らした際の響きのこと。

和音は、音の配置や選び方のルールに則って構成された、心地よく響く複数音の重なりのことを言います。

ゆえに、例えばピアノの鍵盤を両手でがしゃーんと適当に鳴り響かせた際の音は、正確には和音の響きには含まれません。

→和音(コード)とは?種類と名称を分かりやすく解説!

音階とは?

音階は、音楽で用いられる基本的な音を高さの順に並べたもの

西洋音楽では「ドレミファソラシ」のような7つの音で構成される音階が主流ですが、日本の民謡音階(5つの音)など、様々な音階が存在します。

→音階とは?主音との関係やルールを解説!

→日本の民謡に使われる4つの音階とその代表曲

調とは?

調は、曲がどのような音階で構成されているかです。

大きく分けて長調短調があり、何調かによって曲の雰囲気は大きく異なります。

→調とは?長調と短調の違いや簡単な見分け方

拍とは?

は、等間隔で刻まれるリズムの中の、ひとつひとつの時間単位のこと。

拍の流れが伸び縮みすると、曲の速度が遅くなったり速くなったりしたように感じられます。

→拍子とは?拍って何?意味や違いを分かりやすく解説!

→単純拍子・複合拍子・変拍子(混合拍子)の解説と有名な曲まとめ

フレーズとは?

フレーズは、音楽の流れの中で、自然に区切られるまとまりのこと。

短いフレーズ長いフレーズなどと表現し、フレーズを生かして演奏することを「フレージング」と言います。



音楽の仕組み

反復とは?

反復は、旋律やリズムが繰り返されること

他にも、音楽のいくつかの場所で合間をおいて繰り返される反復や「三部形式(A-B-A)」のような再現による反復も含まれます。

呼びかけとこたえとは?

旋律やリズムが、問いかけと答えのように互いに呼応する仕組みのこと。

問いと答えが連続する場合もあれば、問いに対して答えが合間を置いて現れることもあります。

変化とは?

変化は、ある曲中において、音楽を特徴付けている要素や音楽の仕組み、及びその関わり合いが変わること。

平たく言うと、旋律やリズムの形、速度、強弱、音色などが、曲の中で変わるということです。

音楽の縦と横との関係とは?

音の重なり方を、時間的な流れをと考えた場合の、それらが織りなす関係のこと。

縦は音の高さやリズム、アクセントなどその一瞬における音楽の要素、横は旋律やフレーズ、速度など音楽の流れの中で起こる変化を表しています。

掲示用カードのダウンロード

さて、この記事では小学校音楽科学習指導要領で示されている音楽を形づくっている要素それぞれの意味をご説明しました。

中には難しい言葉もありますが、授業の中でこまめに取り入れたり、用語を掲示したりすれば、子どもたちにとって馴染み深いものになるはずです。

掲示物を準備する時間がない!」という方は、ぜひこちらのnoteからダウンロードしてお使いください。

というわけで、今回の記事は以上です。

\指導案・ワークシートのダウンロードはこちら/


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