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授業の基本

音楽の授業開きは何をする?最初の1時間で行う活動と準備

元中学校音楽教師のめりーです。今回は授業開きの内容や準備をご紹介します。

1年間で最も大事な授業はズバリ最初の1時間、いわゆる授業開きです。

ここでしくじると、その後1年間は地獄のようなグダグダ感。

生徒に「音楽の授業は楽しい!」「もっと音楽の授業を頑張りたい!」と思ってもらえるよう、最初の1時間は特に気合を入れて授業を行いたいところ。

では、具体的に何をすればよいのでしょうか

この記事では、私の実践例をもとに、授業開きの活動内容と、最初の授業までに準備しておくことをご紹介します。


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授業開きとは?何をすればいいの?

授業開きとは、1年間のうちの最初の授業のことを言います。

1年間の学習内容や授業の進め方、守ってほしいルールを伝える場であり、教科に対する興味をもたせる最初の導入活動でもあります。

最初に「音楽の授業はつまらない」というレッテルを貼られてしまうと、そのあと巻き返すのは大変。生徒が次の音楽の授業が楽しみになるような1時間になるのがベストです。

さて、そんな授業開きで行う活動は大きく分けて下記の2つ。

・ガイダンス(授業の概要説明)
・音楽のよさや楽しさを伝える活動(歌唱でも鑑賞でも!)

各活動は25分ずつを目安に行うのがおすすめです。

まずは各活動についてご説明します。

ガイダンスで説明する内容

ガイダンスを通して生徒に伝える内容は、授業のルール、持ち物、1年間の目標や学習の流れ、授業の進め方、評価方法です。

授業のルール

授業をする上で、これだけは絶対に守ってほしいルールを提示します。

あまり細かいルールをダラダラと説明しても生徒は全部覚えきれないので、多くても3つまでに絞るのが良いです。

また、なぜそのルールを守ってほしいのかを丁寧に説明することも大切。

まだ授業ルールを決めていない方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

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授業の持ち物

毎回の持ち物と忘れた場合の対処法を伝えます。

忘れた場合の対処法とは、

・いつまでに先生に伝えるのか?
・他のクラスの生徒に借りるのはOKか?
・教室に忘れてきた場合、授業中に取りに行ってもOKか?

ということです。

例えば、授業の直前ではなく、授業日の朝に忘れ物をしたと申し出てくれれば、予め教科書や使用するプリント等をコピーしておけます。

逆に、他のクラスの生徒に借りに行くのがOKなら、わざわざ忘れ物をしたことを先生に伝える必要はありません。

私は授業日の朝に言いに来た生徒には必要な資料のコピーを貸し、授業中に取りに行くのはNGとしていました。

細かいことですが、先生の指導がコロコロ変わることは混乱を招き、授業規律を乱します。

忘れ物に限らず、遅刻した時やプリント未提出の場合の対処法を何となくでも良いので事前に決めておくことをおすすめします。

1年間の目標や学習の流れ

1年間どのような目標で、何を聴き、歌い、演奏し、創るのかということを伝えます。

今後の学習内容が分かれば、生徒も見通しをもって授業に取り組めます。

年間指導計画をそのまま提示する学校もあれば、生徒用にガイダンス資料を準備する学校もあります。

私が配布していたガイダンス資料はこちらからダウンロードできますので、よければご覧ください。

授業の進め方

毎回の授業をどのような流れで進めていくかを簡単に説明します。

特に常時活動(発声練習や振り返りカード記入等の毎回の授業で行う活動)を取り入れる場合は、その説明と実践も行います。

授業の進め方が分からなければ、こちらのnoteをご覧ください。私の実践例も交えながら授業づくりのヒントをご紹介しています。

評価方法

中学生(特に3年生)以降は授業の評価に敏感です。

生徒が不安に思わないよう、評価規準評価方法はしっかり説明しましょう。

評価と評定については、こちらの記事で詳しく説明しています。

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音楽のよさや楽しさを伝える活動とは?

文字通り、生徒が「音楽ってすごい!」「音楽って面白い!」と思えるような活動です。

授業開きに限らず毎回の授業に取り入れるのが理想ですが、なかなか難しいですよね。

ですが、皆さんが先生になるまで音楽を続けてきたということは、「音楽が好き」「音楽が楽しい」など、そのよさを知っているはず

皆さん自身がどういう時に音楽のよさや楽しさを感じられるのかをヒントに、活動を練ってみてはいかがでしょうか。

参考までに、私が過去に行っていたちょっとした活動をご紹介します。

・円になってリズム打ち(拍通りに手が叩けるかゲーム)
・リズムに合わせて自己紹介
イントロかるた
「崖の上のポニョ」大賞を決めよう!

授業開きまでに準備しておくこと

なんとなく最初の授業で行う活動をお分かりいただけたところで、その1時間に向けて準備しておくことを3つご紹介します。

授業準備

どのような活動を行い、何をどう話すのか、具体的にシミュレーションしておきます。

最初の授業からプリントを使用するのであれば、早めに作成し、人数分印刷しておきましょう。(学期はじめは印刷機が混み合います。)

また、厚紙など普通の印刷紙ではない紙を使用する予定の方は、事前に事務の方に相談し、準備しておくと安心です。

私はいつも振り返りカードをA3厚紙に両面印刷していたので、その紙は年度初めに音楽科の予算で買ってもらっていました。

持ち物の連絡

最初の授業前日に「<毎回の持ち物>+名前ペン」を持ってくるように伝えます。

<毎回の持ち物>は1年間の授業内容によって異なりますが、教科書、合唱曲集、教科書ワーク、ファイル、リコーダー等、筆記用具などが定番ですね。

名前ペンを持って来させるのは、稀に教科書に名前を書いていない生徒がいるので、授業中に書かせるためです。

上記のほかに音楽バッグ(お稽古バッグみたいなA4が入るくらいのトートバッグ等)を用意させるのもおすすめ。授業の持ち物を全部入れて教室のロッカーに置いておかせることで、生徒の忘れ物は格段に減ります。

音楽室の準備

音楽室整備(整美)

使用教室の整備(整美)は教師の基本です。

音楽室がごちゃごちゃしていると生徒もザワザワ。逆に音楽室がきれいに整備されていれば、生徒も落ち着きます。

授業開きの時だけでなく、毎回の授業時も机や椅子はきちんと整頓し、間違っても埃が落ちていることのないようにしましょう。

初めて勤める学校では、教室内(特に机や椅子)に落書きがないか入念にチェックしましょう。落書きがあると、生徒は自分も汚していいんだと思ってしまいます。

また、生徒が音楽室に来るのが楽しみになるよう掲示物にも気を使いたいですね。
おすすめの掲示物はこちらで紹介していますので、よければご覧ください。

座席配置

音楽室での座席は、おそらく教室とは違う配置になるので、どのように座らせるか考えておきましょう。

私のおすすめの配置はこちらで紹介しています。

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座席配置が決まったら座席表を印刷し、授業前に音楽室の入口に掲示します。

ちなみに、座席表は授業後に生徒の様子を記録するのに便利なアイテムです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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まとめ 授業開きに向けて準備を進めよう

さて、今回の記事では授業開きの内容と、最初の1時間に向けた準備についてご紹介しました。ご自身なりの授業開きのイメージが見えてきたでしょうか?

以下の記事では、授業開きのより詳しい活動内容や1時間の流れをご紹介しています。中学校の音楽の先生方の参考になれば幸いです。

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以上、音楽の授業開きについてでした。

その他、新任の音楽の先生方に役立つ記事はこちら。


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noteでは4月にぴったりの授業実践例をご紹介しています。ダウンロードできるワークシートも載せているので、すぐに授業にお役立ていただけます。

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