鑑賞授業

ソネットとは?中学音楽鑑賞授業「四季」より「春」(ヴィヴァルディ)

元中学校音楽教師のめりーです。ソネットの意味を解説します。

ヴィヴァルディ作曲の「四季」を鑑賞する際にポイントとなるソネット

ですが、普段聞きなれない言葉なので、ソネットって何だろう?意味が分からない!という方も多いのでは?

そこで、この記事では、ソネットとは何か解説します。

授業での説明にお悩みの先生方、ソネットについて詳しく知りたい!という方の参考になれば幸いです。

ソネットとは?

ソネットとは、13世紀頃イタリアでつくられた、14行からなる詩のこと。

元々は「小さな歌」という意味でした。

ソネットには、

・イタリア風ソネット
・イギリス風ソネット
・スペンサー風ソネット

があり、それぞれに厳格な決まりがあるのですが、中学校の音楽の授業ではそこまで厳密に学習しません。

単純に、「14行の詩」と覚えておけば大丈夫です。

具体的な例として、次の項ではヴィヴァルディ作曲の「『四季』より『春』」のソネットをご紹介します。

「春」(ヴィヴァルディ)のソネット

第1楽章

①Giunt’ è la Primavera e festosetti
(春がやってきた)

②La salutan gl’Augei con lieto canto,
(鳥たちが楽しい歌であいさつする)

③E i fonti allo spirar de’ Zeffiretti
④Con dolce mormorio scorrono intanto:
(春の到来を告げる風が泉に吹きかかると、どの泉も優しくささやき流れ出す)

⑤Vengon’ coprendo l’aer di nero amanto
⑥E Lampi,e tuoni ad annuntiarla eletti
(黒い雲が空を覆い、春を告げるために選ばれた稲妻と雷鳴がやってくる)

⑦Indi tacendo questi, gl’Augelletti;
⑧Tornan’di nuovo al lor canoro incanto:
(その後、静まると、小鳥たちは魅力的な鳴き声とともに戻ってくる)

第2楽章

⑨E quindi sul fiorito ameno prato
⑩Al caro mormorio di fronde e piante
⑪Dorme ’l Caprar col fido can’ à lato.
(野原ではやぎ飼いが犬の隣で草木のささやきを聞きながら眠る)

第3楽章

⑫Di pastoral zampogna al suon festante
⑬Danzan Ninfe e Pastor nel tetto amato
⑭Di primavera all’ apparir brillante.
(ニンフ(妖精)と子どもたちは笛の音に合わせ春の光の中で踊る)

第1楽章が8行、第2楽章が3行、第3楽章が3行の、計14行ということが分かりますね。

」はこの14行の詩に合わせてメロディが作られているので、鑑賞の際には、

詩が表す情景をどのように音楽で表現しているか

に着目するのがポイントです。

まとめ

さて、この記事ではソネットについて「」を例にご説明しました。

」を鑑賞する際に大切なポイントは他にもあるので、ぜひこちらの記事も合わせてご覧ください。

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また、「四季」を教材とした鑑賞授業実践例はこちらのnoteで紹介しています。

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