鑑賞授業

フーガとは?カノンとの違いを会話に例えて分かりやすく解説!

元中学校音楽教師のめりーです。今回は音楽の形式に関する記事です。

中学校の音楽の授業で鑑賞する「フーガト短調」(J.S.バッハ作曲)

曲名にもなっている「フーガ」は音楽の形式のひとつですが、これを中学生に分かりやすく説明するのは難しいもの・・・

そこで、この記事では、「フーガ」とは何か、そして間違われやすい「カノン」との違いを簡単にご説明します。

私が実際に授業で話していた内容を基にしているので、授業での説明にお悩みの先生方は必見です!


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フーガとは?簡単に分かりやすく解説!

フーガとは、最初に提示される主題を、他の声部(パート)が繰り返しながら追いかけるように加わり展開していく形式のこと。(語源は「逃げる」)

主題は、曲のメインとなる旋律(メロディ)のことです。

フーガでは、主題が形(演奏する声部や音の高さ、リズム等)を様々に変えながら、何度も登場します。

何度も同じメロディが流れると聞いて、「カノン」を思い浮かべる生徒も多いですが、その仕組みは微妙に異なります。

次の項では、フーガとカノンの違いを会話に例えてご説明します。

フーガとカノンの違いは?

カノンとは、複数の声部が同じ旋律を異なる時点からそれぞれ開始して演奏する様式のこと。

代表的な作品は、パッヘルベルの「カノン」です。

こちらもフーガ同様、メロディが何度も曲中に登場しますが、注目すべきは主題の形!

フーガは主題の形を様々に変えながら繰り返しますが、カノンは主題の形をほとんど変えることなく繰り返します。

イメージしやすいよう、会話に例えてみます。

フーガとカノンの違い

フーガは前の人が言ったことを踏襲しつつも、新たな話題や自分の意見を述べています。一方、カノンは前の人が言ったことをただ繰り返すだけ。

こうやって会話に例えてみると、フーガとカノンの違いは明確ですね。

このように、授業では生徒がイメージしやすい例を挙げて説明すると、より理解が深まるのではないかと思います。

以上、フーガの意味と、カノンとの違いを簡単に解説しました。

「フーガト短調」の授業実践例はこちらのnoteで紹介していますので、よければご覧ください。

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