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音楽の基礎知識

音階とは?主音って何?【楽典・音楽用語を分かりやすく解説!】

元中学校音楽教師のめりーです。音楽には欠かせない、音階や主音について分かりやすく解説します。

皆さんは「音階って何?」と聞かれてバシッと答えられますか?

小学生や中学生、音楽初心者からすると、分かりそうで分からない「音階」。

この記事では、そんな「音階」について簡単にご説明します。

私が授業で話していたことをもとにしているので、中学生にも分かりやすいよう専門的な用語は使わず、かいつまんだ内容となっています。

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音楽は12個の音から成り立っている!

音を12個並べた図

西洋音楽では、図の①~⑫、つまり、

ド、ド♯(レ♭)、レ、レ♯(ミ♭)、ミ、ファ、ファ♯(ソ♭)、ソ、ソ♯(ラ♭)、ラ、ラ♯(シ♭)、シ

の12個の音が用いられています。

たった12個しかないの?

と思われがちですが、いろいろな高さの「ド」があるように、各音には様々な高さの音が存在し、それらを組み合わせることで、音楽(特に西洋音楽)はできています。

音階とは?ポイントとなるのは「主音」!

さて、音楽は12個の音で成り立っているとお伝えしましたが、

音階とは、12個の音からいくつか抜き出し、その音を高さ順に並べたもののことを言います。

例えば、12個の中からド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シを抜き出し、高さ順に並べるとこうなります。

ハ長調音階

その名の通り、音が階段上に並んでいますね。

西洋音楽では上図のように7つの音を抜き出して音階を作っています。

皆さんが普段耳にする曲は、必ずしも12個すべての音を使っているわけではなく、選んだ7つの音を中心に使っているのです。

ですが、どの7つの音でもいいというわけではなく、抜き出し方にはルールがあります。

そして、そのルールは、音階によって異なります。

音階には長音階や短音階など、いくつか種類があるので、それぞれのルールに沿って音を7つ選ばなければいけません。

また、7つの音を選ぶ際には、基準とする音を最初に1つ決める必要があります。

この基準とする音のことを「主音」と言います。

主音を軸とした和音(主和音)によって曲の雰囲気が異なるので、基準を決めることは必須です。

というわけで、音を抜き出す流れはこんな感じです。

Step1 主音を決める。

Step2 主音から、音階のルールに沿った順番に音を抜き出す。

では、この流れに沿って音を抜き出してみましょう。

Step1 主音を決める。

12個の中から1つ好きな音を選び、その音を主音とします。

鍵盤ドが主音

ここでは例として、「」を選びます。

Step2 主音から、音階のルールに沿った順番に音を抜き出す。

例として、長音階のルールに沿って音を抜き出してみましょう。

長音階には、主音から全音全音半音全音全音全音半音の順に抜き出すというルールがあります。

*「全音」「半音」についてはこちらで詳しく説明しています。

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主音の「」から全音全音半音全音全音全音半音の順番に抜き出すと、下図のようになります。

長音階

」を主音とした長音階では、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シの7つの音を使うということが分かりますね。

この「」を主音とした長音階で作られているものを「ハ長調」と言います。


「ド長調」ではなく「ハ長調」と言うあたりが少しややこしいですね。音には様々な読み方があるので、音楽を学ぶ際には、まずその読み方を覚える必要がありそうです。

さて、せっかくなので、今度は「ド」を主音とした短音階も作ってみましょう。

短音階には自然的短音階、和声的短音階、旋律的短音階の3種類がありますが、ここでは自然的短音階をご紹介します。

自然的短音階は、主音から全音半音全音全音半音全音全音の順に抜き出すルールとなっています。

このルールに沿って主音の「」から順に抜き出すと、下図のようになります。

短音階

」を主音とした短音階は、ド、レ、ミ♭、ファ、ソ、ラ♭、シ♭の7つの音で構成されているのですね。

先ほど同様、「」を主音とした短音階で作られているものを「ハ短調」と言います。

上記の例から分かることは2つ。

1つ目は、たとえ主音が同じでも、音階によって選び方にそれぞれルールがあるので、構成される7つの音は異なるということ。

そして、2つ目は主音と音階によって何調かが決まるということです。

調について詳しく知りたくなった!という方はこちらをご覧ください。

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まとめ 様々な音階を聴き比べると楽しい!

たいていの曲は長音階短音階(3種類)をベースに作られていますが、世界には様々な音階が存在します。

例えば、日本の民謡は7つではなく5つの音を抜き出して音楽を作っていますよ。(→詳しくはこちら

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というわけで、音階についての説明は以上となります。

記事の内容をプリント1枚(A3版)にまとめ、noteで公開しています。授業での説明時に補足プリントとしてお使いください。
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