西洋音楽史は、その歴史的背景や音楽の特徴から、以下のような歴史区分で説明されることが多いです。
今回は、この中のロマン派音楽のポイント(音楽の特徴や代表的な作曲家)をご紹介します。
ぜひ、ひとつ前の時代(古典派)と合わせてご覧ください。
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古典派音楽のポイント(特徴と代表的な作曲家)をざっくり解説
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ロマン派はいつの時代のこと?
感情や個性、自由を尊重するロマン主義が文学や美術など他の芸術分野で広まったのは1780年頃からだと言われています。
ロマン派は、このロマン主義と関連していますが、音楽の歴史区分においては、古典派音楽と近代音楽の間の1820年頃~1900年頃とされています。
ロマン派音楽のポイント
芸術作品としての音楽
これまでの音楽は教会や貴族など誰かのために作曲されていましたが、音楽家たちは次第に「自分の作りたい音楽」を追求するようになりました。
それに伴い、音楽は「娯楽」から「芸術作品」へと変化し、これがロマン派音楽の大きなポイントと言えます。
ピアノの普及とショパン
ピアノが一般家庭に普及したことで、今までは「聴いて楽しむ」だけだった人たちも「演奏して楽しむ」ことができるようになりました。
そのため、ロマン派時代にはワルツやエチュードなどの性格的小品(キャラクターピース)が多く作られました。
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その中でも特に有名なのは、ロマン派を代表する作曲家ショパンの作品です。
「ピアノの詩人」とも呼ばれる彼は、自国ポーランドの民族舞踊を生かした作品を中心に、ピアノ曲を多く作りました。
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個性豊かな作曲家たち
ショパンの他にも、ロマン派時代には多くの有名な作曲家が活躍していました。
参考までに、有名な作曲家とその代表曲を挙げておきます。
- シューベルト(代表曲「魔王」)
- リスト(代表曲「ラ・カンパネラ」)
- スメタナ(代表曲「ブルタバ(モルダウ)」)
- サン=サーンス(代表曲「動物の謝肉祭」)
- ムソルグスキー(代表曲「展覧会の絵」)
- ワーグナー(代表曲「ローエングリン」)
ロマン派時代に活躍した作曲家は本当にたくさんいて、ここには書ききれないくらいです。ベートーヴェンのおかげもあって、誰もが「音楽家」を名乗れるようになったからかなと思います。
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オペラブームの再燃
バロック時代にイタリアで誕生したオペラが、ロマン派時代になって再びブームになり、機械装置やバレエ、合唱を取り入れた、より贅沢なオペラが作られるようになりました。
「アイーダ」や「トゥーランドット」など、私たちがよく耳にするオペラの名曲は、ほとんどこの時代に生まれたと言っても過言ではありません。
思想の違いでぶつかることも
「音楽に自分の想いを込める」ことが当たり前となり、思想や創造性が重視されるようになりました。
標題音楽派と絶対音楽派、国民音楽派など様々な派閥にに分かれ、作曲家たちの思想の違いはより明確になり、時にはぶつかることもあったようです。
作曲家たちは互いに刺激を受けながら、それぞれの「芸術」を作り上げていったのかもしれません。
まとめ
さて、この記事ではロマン派音楽の流れやポイントをご紹介しました。
かなりざっくりとした内容ではありましたが、参考になっていれば幸いです。
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