この記事では、ルーティーンワークとして１年間続けられる「５分間ミュージック」という活動例をご紹介します。
あくまで「私だったらこうするよ」という内容ではありますが、常時活動をお探しの方の参考になれば幸いです。
「５分間ミュージック」とは？
「５分間ミュージック」は、その名の通り、毎回の授業の最初５分間に、おすすめの曲を聴かせるだけの活動です。
実際には曲の長さ等によって時間が異なり、毎回必ず５分間というわけではありませんでしたが…
生徒たちに、多くの音楽に触れてもらい、世界には様々な音楽があることを知ってほしいという思いから、私は実施していました。
「５分間ミュージック」で扱う音楽（例）
「５分間ミュージック」で取り上げる曲は、何でもいいです！
ただし、毎回同じジャンルではなく、クラシック音楽やポピュラー音楽、民族音楽など様々なジャンルの音楽を取り入れるのが良いと思います。
教科書に載っているけど時間が足りなくて扱えないような曲を聴かせても良いかもしれません。
例えば「１学期はクラシック音楽、２学期は民族音楽、３楽器はポピュラー音楽」というようにテーマを決めても良いですし、その日の気分や生徒からのリクエストに応じて流しても良いと思います。
私は、１年間この曲を聴かせるぞ～！と計画を立てていたわけではなく、授業内容や行事、その時の流行に合わせて曲を選ぶようにしていました。
とは言っても、毎時間分の音楽を探すのは大変だと思います。
というわけで、ここからは私が実際に授業で聴かせていた曲や最近見つけたおすすめの曲をご紹介します。
以前はいくつかの記事に分けていたのですが、改めて見直し、この記事内に集約して載せることにしました。
・有名曲のカヴァー
誰もが聴いたことのありそうな有名曲のカヴァーは、生徒からの食いつきも良いのでおすすめです。（原曲との比較をしても楽しいと思います。）
「はじめてのチュウ」（プラチナ・ジャズ）
有名なアニメソングのジャズバージョンです。「はじめて」というよりは「百戦錬磨」のチュウという感じで私は気に入っています。
「天才バカボン」（クレモンティーヌ）
こちらも有名なアニメソングをカバーしたもので、ボサノヴァアレンジがなんともおしゃれでステキです。
SUKIYAKI（4.P.M）
坂本九さんの「上を向いて歩こう」をR&B調にアレンジしたものです。原曲と雰囲気が全然違うので、聴き比べるのも良さそうです。
「vorale」（ジプシー・キングス）
実はこの曲もカバー曲なのです。元々は「Nel Blu Di Pinto Di Blu」というカンツォーネなのですが、日本ではこのアレンジの方が有名な気がします…
「Pretender」（ペンタトニックス）
日本でかなり流行った「Pretender」をアカペラでカヴァーした曲です。聴いたことがある生徒も多いでしょうし、アカペラのすごさは伝えられると思います。
・様々なジャンルの代表曲
音楽には様々なジャンルがあるので、その代表曲を聴かせるのもおすすめです。
例えば、
- 「O Sole Mio」（カンツォーネ）
- 「Champs Elysées」（シャンソン）
- 「Samba De Janeiro」（サンバ）
- 「Take the A train」（ジャズ）
- 「Blowing In The Wind」（フォーク・ソング）
などです。
教科書にも民族音楽やポピュラー音楽など様々な音楽が掲載されているので、それらを１曲ずつ紹介していくのも良いと思います。
・面白いオーケストラ演奏
オーケストラ演奏にも面白い曲はたくさんあるので、そういったものを紹介することで、オーケストラやクラシックに対する興味を引くことはできると思います。
例えば、
- 「タイプライター」（ルロイ・アンダーソン）
- 「ピンポン協奏曲」（アンディ・アキホ）
- 「４分３３秒」（ジョン・ケージ）
などです。
これらは実際に演奏している動画を見せた方がより面白さが伝わると思うので、動画サイト等を活用していただくのが良いかと思います。
まとめ
さて、今回は毎回の授業におすすめな「５分間ミュージック」という活動をご紹介しました。
ざっくりとした内容ではありましたが、少しでも皆さんの授業準備のお役にてていれば幸いです。
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