「毎日仕事が辛い」
「明日学校に行きたくない」
「もう先生なんて辞めたい」
分かります、その気持ち。
教員って、仕事量は多いし、拘束時間は長いし、傷付くこともしょっちゅうだし…ストレスのオンパレードですよね。
でも、残念ながら「辞めたい」と思っているだけでは事態は好転しません。
そこで、この記事では教員を辞めて民間企業に転職した私の経験を基に、「辞めたい」と思ったときにすべきことをお伝えしたいと思います。
教員を辞めたいと思ったらすべきこと
1.とりあえず1日休む
どうしようもないくらい辛くて学校に行きたくないなら、思い切って1日休むのはいかがでしょうか。
明日以降のことは、また明日考えればいいのです。
「迷惑がかかる」と不安に思うかもしれませんが、あなたが休んでも学校はなんとかなります!
とりあえず1日、学校のことは一切考えずに過ごしてみると、気持ちが整理されるはずです。
2.辞める前に休職することも視野に入れる
1日休んでみて、自分にはもっと休息が必要だと感じたなら、休暇・休職制度を利用するのが良いと思います。
教員は民間企業に比べ、休職制度が充実しているので、利用するのが吉!
ただ、休職には復職しづらくなる、保険に加入しづらくなるなどのデメリットもあるので、その辺りはちゃんと考えておく必要はあります。
3.辞めたい理由を明確にする
教員という仕事自体が嫌なのか、それとも今の職場が嫌なのかで、今後の方向性は大きく変わってきます。
いま一度、何が嫌で、何に不満を感じているのか、何が辛いのかを考えてみると良いでしょう。
参考までに、「教員を辞めたい」と思う方の多くが感じる理由とその解決策をご紹介します。
人間関係のストレス
生徒の暴言や保護者の理不尽なクレーム、同僚の意地悪など人間関係に悩んでいる方は多いと思います。
ですが、生徒も保護者も同僚も一時的な付き合いに過ぎません。
管理職や同僚に相談する、問題が片付くまで休職する、異動するなど辞める以外の選択肢はあります。
たった一人のため、あるいは一つ学校のために自分の人生やキャリアを犠牲にする必要はないのです。
辞める前に、原因から逃れる方法や解決策を探ってみても良いのかなと思います。
教員の仕事にやりがいを感じられない
教員という仕事自体に不満があって「辞めたい」と考えているなら、まずは転職サイトに登録してみるのがおすすめです。
今よりずっと働きやすい職場が見つかれば転職すればいいし、「教員の方がマシ」と思えるならもう少し続けてみれば良いのです。
ほとんどの転職サイトが無料で利用できるので、「世の中にはこんな仕事があるのか」と眺めるだけでも良いと思います。
教員以外の選択肢があるということを知っているだけで、気持ちに余裕が生まれるようになります。
労働環境に不満がある
残業や休日出勤が多い、拘束時間が長いなど、教員の労働環境に不満がある場合は、いくつかの解決策があります。
転職もその一つですが、自身で仕事の簡略化を図るか、同僚の助けを借りることでも解決はできます。
まだ気持ちに余裕があるのなら、辞める選択肢は最終手段とし、まずは現状を改善するために何が出来るかを考えてみることをおすすめします。
4.今後の選択肢を知っておく
「辞めたい」という思いで頭がいっぱいな時は、辞める以外の選択肢が見えなくなってしまいます。
ですが、そこは一度冷静になって、自分には様々な選択肢があるということを考えてみてほしいです。
以下に例として選択肢をいくつか挙げるので、参考にしてみてください。
・とりあえず今すぐ退職する
・年度末まで頑張ってみる
・別の職場に異動する
・退職して他の校種を受け直す
・休職して、今の職場に復職する
・休職して(その間に転職活動を行い)他の仕事に転職する
・休職したのち退職する
・仕事を続けながら転職活動を行い、転職先が見つかったら退職する
5.誰かに相談する
「心配をかけたくない」「弱みを見せたくない」と誰にも相談できず、一人で抱え込んでしまっている方も多いのではないでしょうか。
ですが、いっぱいいっぱいになると、冷静な判断が下せなくなってしまう場合も。
教員を辞めるという選択には、時に客観的な意見も必要です。
もしできるなら、同僚や家族、友だち、関係機関などに相談してみてください。
たとえ答えが得られなくとも、誰かに話を聞いてもらうだけで気持ちがほんの少し楽になるはずです。
まとめ
さて、この記事では教員を辞めたいと思ったときにすべきことを、私自身の経験を基にお伝えさせていただきました。
ですが、結局のところ、自分の本心は自分にしか分かりません。
退職するもよし、続けるもよし、自分の心に従って決断することが大切だと思います。
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