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中学校教員の仕事

学校の先生がよく使う、教育現場特有の言葉(業界用語)一覧

元中学校教員めりーです。

どのような仕事にも、その現場特有の業界用語がありますが、実は学校の世界にも、先生たちにしか伝わらない専門用語があります。

そこで、この記事では学校の中だけで飛び交う、教育現場特有の言葉を一覧でご紹介します。

あくまで私が勤務していた学校での話になりますが、これから先生になる方や教育実習に行かれる方の参考になれば幸いです。

\こちらの記事もよければご覧ください/

【春から先生になる方へ】まず読んでほしい記事まとめ

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教育現場特有の言葉一覧

・コマ

時間割の中の1時間のことです。

1時間(50分)=1コマ
1時間目=1コマ目
授業が何も入っていない時間=空きコマ
時間割変更=コマを動かす

一般的に1時間は60分ですが、時間割の中の1時間は50分(小学校は45分)なので、そこを差別するためなのかな?と思います。

・フル

時間割がすべて埋まっている状態のことです。

「今日はフルだからやばい」と言っている先生がいたら、授業が詰まっていて余裕がないということなので、そっとしておいてあげてください笑

・抱き合わせ

1時間の中にいくつかの予定を入れることです。

例えば、「今日の1時間目は学年集会と学活の抱き合わせで!」と言われれば、1コマの中で学年集会を行い、余った時間は学活を行うことになります。

・補教

ある先生が休んだ(授業ができなくなった)際に、その先生の代わりに、授業や自習監督をすることです。

割とよくあることなので、「補教」という言葉はたくさん聞くことになると思います。

・週案

授業内容や行事の予定を細かく記載する、1週間のスケジュール帳のようなものです。

週の最終日に管理職に提出し、週の始めに返却されます。

押印だけで済ませる管理職もいれば、細かく赤字を入れてくる管理職もいます…(時には週案の書き方を指導されることもあります)

・分掌

教務部や生活指導部などの校務分掌(先生たちの役割分担)のことです。

教員はいずれかの部に必ず配属され、その中でさらに時間割担当や生徒会担当など細かく仕事が振り分けられます。

→校務分掌とは?各分掌の仕事内容や教員の役割分担

・起案

実施要項などの文書(書類)を管理職にチェックしてもらうことです。

たいていの場合、自分→主任教諭→主幹教諭→教頭(副校長)→校長の流れで検閲されるため、決済(起案が通る)までに多くの時間を要します。

どこかのタイミングで赤が入ると校長までいかずに手元に戻ってくるので、修正して再び起案します。

・要録

生徒指導要録の略で、生徒の学籍の記録(入学・卒業など)と、指導に関する記録(評価・評定)のことです。

学籍の記録は20年間、指導に関する記録は5年間保存しておかなければいけません。

普段は金庫に厳重に保管されていますが、年度初めや年度末、転入・転出があった際に記録を作成したり、整理したりします。

・実踏

実地踏査(じっちとうさ)の略で、修学旅行や校外学習などの行事前に、教員が現地に下見に行くことです。

通常、学年主任と行事担当者の2人で行い、集合場所やトイレの位置、危険な箇所等を把握したり、関係者に挨拶したりします。

・前1

年次休暇を時間単位で取得する際に使う言葉です。

(例)前1=始業時間から1時間遅く出勤する
後2=終業時間より2時間早く退勤する

夏休みやテスト期間などによく使います。例えば午前中仕事して、午後から帰りたい日は「後4で年休をお願いします」などと管理職に伝えます。

・1の島

職員室の座席は学年ごとにまとまっているため、1年の先生たちをまとめて「1の島」などと呼びます。

まとめ

というわけで、この記事では学校の先生がよく使う、業界用語をご紹介しました。

地域や校種によって違う場合もあるかもしれませんが、少しでもお役に立てていれば幸いです。

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