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中学校教員の仕事

学年集会などに役立つ!「先生の話」の組み立て方

元中学校教員めりーです。

もうすぐ先生になる予定の皆さん、「次は○○先生のお話です。」と振られて、ちゃんと話ができそうですか?

何をどう話せば良いか分からないという方がほとんどだと思います。

この記事では、そんな「先生の話」の組み立て方をご紹介しますので、よければ参考にしてみてください。

\こちらの記事もよければご覧ください/

【春から先生になる方へ】まず読んでほしい記事まとめ

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まず考えるべき3つのこと

話の内容を考える上で大切なことは、

①誰に向けた話か

②何を伝えたいのか

③どのように伝えるのか

の3つです。

①誰に向けた話か

教員の場合、話をする相手は生徒だけではありません。

聞き手が誰かによって、話の流れや内容、話し方を変える必要があるので、それぞれについてご紹介します。

全校生徒

全校集会や全校朝礼では、校長や生活指導主任など管理職級の教員が話す場面ばかりなので、一般教員が話を振られることは少ないです。

ただ、稀に教科や部活動等に関するお知らせを全校集会の場で伝えることもありますし、離任式着任式でスピーチを求められることはあります。

学年生徒

学年集会や学年朝礼は、

・学年主任の独壇場
・○○先生は生活面、○○先生は学習面のように固定
・話す担当者は毎回ローテーション
・生徒の話オンリー

など、学校・学年によって進め方が異なります。

ですが、年度や学期の初めと終わりは全員に話が振られるので、少なくとも年に数回は学年生徒の前で話す場面が訪れると思っていた方が良いでしょう。

学級生徒

学級担任は、毎日、朝と帰りの学活(HR)の中で、何かしら話をしなければいけません。

連絡事項を伝えるだけで終わりの場合もあれば、生徒の状況によって褒めたり叱ったり、その時によって違います。

学活(HR)は学級経営の要なので、毎日のことで大変ですが、生徒に何を伝えるべきかを真剣に考えなければいけません。

保護者

入学式や卒業式、保護者会、PTA総会などで話をすることもあります。

特に年度初めの保護者会では、必ずと言っていいほど自己紹介もかねてスピーチをすることになります。

その際には「実力不足」といったネガティブな言葉は使わず、安心感を与えるような内容が良いでしょう。

同僚教員

入学式や卒業式の後の昼食会、行事後の打ち上げ、歓送迎会など、教員の前でスピーチを求められることが意外とあります。

聞いている全員が話のプロなので、「オチがある」「学びがある」のいずれかでないと、場がシラけてしまうんですよね。

話のコツは、具体的なエピソードを交えることと、他の先生を巻き込むこと

○○な時、□□さんの一言が、クラスの雰囲気を変えたんです!」みたいに話し始めるとスムーズです。

②何を伝えたいのか

授業でもスピーチでも、ゴールが明確でなければ、聞いている側も何の話をされているのか分かりません。

「この部分を褒めたい」「ここを改善してほしい」など、伝えたいことを明確にすることが大切です。

③どのように伝えるのか

対象者と話の内容によって、伝え方は大きく異なります。

例えば、生徒の前と保護者の前で話すとでは言葉使い表情は違いますし、「褒める」か「叱る」か「お願い」かによっても話の流れは変わってきます。

また、話をより伝わりやすくするために、何らかのネタ仕掛けが必要なことだってあります。

伝えたいことを伝えやすくするために、対象者や内容に合わせた工夫が必要というわけですね。

さて、スピーチで意識すべきことを3つご紹介しました。

実は、これらさえ明確にできれば、あとは型に当てはめるだけで、スピーチは完成するのです。

では、その型とは、どのようなものでしょうか。

「先生の話」の型(基本的な流れ)

分かりやすいスピーチの型は、導入(起)、展開(承・転)、まとめ(結)の三部構成です。

三部構成とは?

①導入(起)

これから話す内容に興味をもってもらうための導入部分です。

例えば、

「最近話題の○○、皆さんは知っていますか?」
「私の好きな言葉に△△というものがあります。」
「先日●●に行ってきた話なんだけど、」
「この前、▲組の前の廊下を通ったらね…」

というようにネタや具体的なエピソードから話を広げていきます。

ここでうまく生徒を惹きつけられるかで、その後の話を聞いてもらえるかが決まるので、使えそうなネタ集めは欠かせません。

②展開(承・転)

導入ネタと学校生活との共通点をきっかけに話を展開させ、「伝えたいこと」を明確にする部分です。

例えば、

「同じことが、学校生活でも言えます。」
「○○なことって、皆さんの△△と共通していると思いませんか?」

などと切り出し、話の本題に入っていきます。

導入部分とのつながりが見えづらいと、何の話をされているのか分からなくなるので、「なるほど。」と納得できるような関連性を提示できると良いです。

③まとめ(結)

最終的な結論部分です。

ここがビシッと決まらないと、生徒は「いったい何の話だったの?」となりかねません。

これまでの話を総括するようなまとめ方をしていきたいものです。

まとめ

さて、この記事では「先生の話」の組み立て方についてお話ししました。

校種や地域によって異なると思いますが、少しでも参考になっていれば幸いです。

\各教材の進め方や活動例はこちら/

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