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音楽史

古典派音楽のポイント(特徴と代表的な作曲家)をざっくり解説

元中学校音楽教員めりーです。

西洋音楽史は、その歴史的背景や音楽の特徴から、以下のような歴史区分で説明されることが多いです。

西洋音楽の歴史区分

今回は、この中の古典派音楽のポイント(音楽の特徴や代表的な作曲家)をご紹介します。

ぜひ、ひとつ前の時代(バロック)と合わせてご覧ください。

バロック音楽のポイント(特徴と代表的な作曲家)をざっくり解説

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【音楽史】を題材とした授業の進め方やワークシートは以下のnote(有料)で紹介しています。

古典派はいつの時代のこと?

西洋音楽の歴史区分においては、1750年から1820年頃までの短い間を、古典派時代と言います。

※1750年はバロック時代を代表する作曲家J.S.バッハが亡くなった年

革命が各地で勃発し、ヨーロッパの社会情勢も大きく変わった時代です。

古典派音楽のポイント

大衆向けの器楽曲が主流

この時代には、これまでやりたい放題だった貴族に市民が反発し、各地で革命が勃発しました。

市民の力が増したことにより、音楽は貴族だけの贅沢な趣味ではなく、市民の娯楽へとシフトしていきます。

また、ピアノが誕生し、その他の楽器の性能も向上したことで「もっと楽器の音色を生かした音楽を作ろう!」という流れになり、音楽の主流は貴族好みのゴテゴテした声楽作品から、大衆向けの器楽作品へと変化しました。

交響曲の誕生とハイドン

バロック時代までは和声重視(美しければOK!)でしたが、J.S.バッハが形式を整えたことからも分かるように、この時代には形式が重視されるようになりました。

それにより、ソナタ形式ロンド形式などが確立。

これらの形式を組み込んだピアノソナタ交響曲が多く作られるようになりました。

中でも、ハイドンは交響曲を100曲以上も作り、後世の作曲家たちの手本となったことから「交響曲の父」と呼ばれています。

天才モーツァルト降臨!

前述のハイドンと親交が深かったモーツァルトも古典派を代表する作曲家の一人です。

モーツァルトは5歳で作曲を始め、36歳で亡くなるまでに、西洋音楽のあらゆるジャンルで傑作を遺した「神童」です。

ベートーヴェンによる働き方改革

音楽家の中で最も有名だと言っても過言ではないベートーヴェンも古典派の作曲家に位置づけられることがあります。

ベートーヴェンは素晴らしい作品を遺しただけでなく、音楽史を変える偉業を成し遂げました。

それが、音楽家の働き方改革です。

これまで音楽家は貴族に雇われるのが一般的で、貴族からの依頼に合わせた音楽を作るのが主流でした。

ですが、ベートーヴェンは「自分の作りたい音楽を作る」「音楽は娯楽ではなく芸術作品だ」という考えのもと、フリーの芸術家として活動するようになります。

こうしたベートーヴェンの動きもあり、音楽家たちは次第に「自分の作りたい芸術作品」を追求するようになり、ロマン派音楽の時代に突入していきます。

まとめ

さて、この記事では古典派音楽の流れやポイントをご紹介しました。

かなりざっくりとした内容ではありましたが、参考になっていれば幸いです。

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