
春から先生になる予定の皆さん、準備は順調ですか?
新しい教師生活への期待がある一方で、
「教員になる前に準備しておくことはあるかな?」
という不安もあると思います。

採用試験後、「先生になる前に○○をしなさい」と教えてもらえるわけではないので、正直何をしていいかよく分からないですよね。
そこで、この記事では私自身の経験を基に、今から着任日までの間にやっておくべきことをご紹介します。
目次

先生になる前にやっておくべき10のこと
1.情報を集める
教員の具体的な仕事内容や授業の進め方など、インターネット上に溢れる教員の生の声を集めておくと良いです。
今は何が何だか分からなくても、教員として働き始めれば「あれはこういう意味だったのか!」と分かることもあると思います。
ただ、一つ注意してほしいのは、
ということ。
所属する学校や管理職によって全く異なる世界なので、「ネットの情報と違う!」と思うこともあるはずです。
全ての情報を鵜吞みにするのではなく、あくまでも「そういうこともあるんだ」程度に情報を眺めてもらえたらなと思います。
2.教員生活に必要な物を揃える
着任日から始業式までの間は、1年間の中で最も忙しい時期です。
仕事終わりに必要な道具を買いに行く余裕は時間的にも精神的にもないと思うので、今のうちに買い出しに出かけることをおすすめします。
ちなみに、教員生活に必要な物はこちらの記事で紹介していますので、よければ参考にしてください。
-
【新任教員向け】着任日の持ち物と今後の教員生活で必要な物リスト
続きを見る
特に弔事セットは、いざという時に揃えるのが大変なので、購入しておくと良いですよ。
3.目指す教師像、生徒の姿をイメージする
自分がどのような教師になりたいのか、どんな生徒になってほしいのかをしっかりイメージしておくことが大切です。
そのイメージが明確でないと、教員という職業や生徒に対する思い、指導方針がブレて、何かあったときに「教員を辞めたい」という気持ちに陥りやすくなります。
4.授業の型をつくる
始業式の数日後には授業を行い始めます。
実際の授業準備は、担当する教科や学年が決まってからにはなりますが、今のうちに授業の型を作っておくのがおすすめです。
授業の型とは、1時間の授業をどのように進めるかという枠組みのこと。
例えば、
・授業の始め5分間に小テスト
・教科書の問題を軸に授業を展開
・ワークシートを使用
・生徒の言葉でまとめ
というように、枠組みを作っておけば、毎回の内容をそれに当てはまるだけなので、とっても楽ですよ。
5.挨拶を複数パターン用意する
着任日から1ヶ月の間に、新任教員は最低でも以下の6回は挨拶をすることになります。
②着任式(全校生徒に向けて)
③学年集会(学年生徒に向けて)
④学級開き(学級生徒に向けて)
⑤授業開き(担当学級に向けて)
⑥保護者会(学年や学級の保護者に向けて)
誰に向けて挨拶するかによって内容は異なりますので、複数パターン用意しておくと安心です。
詳しくは、こちらの記事で紹介していますので、よければ参考にしてください。
-
教員の自己紹介は何を話すべき?シーン別の例文を紹介!
続きを見る
6.学習指導要領や教育書、指導書を読む
学習指導要領の内容を知らずに授業はできませんので、これは必須。
また、様々な教育書や指導書、実践事例などを事前に読んで、知識を蓄えておくと良いです。
あまり時間に余裕がない方は、とりあえずこれだけでも。きっと今のあなたに役に立つ情報が載っていますよ。
7.病院に行く
先生になってから1ヶ月くらいは本当に忙しく、平日はおろか、休日も疲れが溜まってなかなか病院には行けなくなります。
今のうちに、虫歯を治療したりコンタクトを処方してもらったりしておくと良いですよ。
8.生活必需品や食料品をストックする
始めのうちは、勤務後に買い物をしたりご飯をつくったりする余裕はないかもしれません。
インスタント麺や冷凍食品、ティッシュペーパーやシャンプーなど生活に必要な物や食料をストックしておくと便利です。
9.生活リズムを整える
こちらの記事でも紹介している通り、教員の一日は朝早くから始まります。
-
中学校教員のリアルな一日の流れ【元教員の経験談】
続きを見る
もし遅寝遅起きが定着しているのなら、今のうちに早寝早起きに切り替えておくとよいでしょう。
10.遊ぶ
仕事が始まってからはなかなか遊ぶ時間が取れません。
今のうちにたくさん遊んで、自由な時間を思う存分楽しみましょう。

まとめ 準備を万全にしておこう!
さて、この記事では、先生になる前にやっておくべきことを10個ご紹介しました。
今のうちにしっかり準備をして、よいスタートをきれるようにしましょう!