担任の皆さん、学級通信のネタ探しに困っていませんか?
だったら来年度から学級通信をやめて、その役割を別のことで補えば良いのです!
というわけで、この記事では私が学級通信を出す代わりにしていたことをご紹介します。
中には「それってOKなの?」みたいなこともあるので、あくまでも自己判断・自己責任でお願いします。
「学級通信を本当にやめて大丈夫なの?」と不安な方を後押しする記事はこちら。
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学級通信の代わりになるネタ・アイディア
①学活や帰りの会を充実させる
学級通信を書く前に、まずは日々の学活や帰りの会を充実させることが大切だと私は思っています。
伝えたいことがあるなら、目の前にいる生徒に直接伝えれば良い。(それが無理なら頑張って学級通信を書きましょう)
1枚の学級通信で劇的に生徒の意識が変わることはめったにないので、必死にネタを探すより、毎日の生徒とのやり取りを工夫する方が効率的な気がします。
②黒板メッセージや手紙を書く
生徒に何か文字で伝えたいなら、黒板メッセージや手紙を書くのもひとつの手。
私は毎朝、生徒の登校前に黒板にメッセージを書いていましたし、行事前には一人ひとりに手紙を書くこともありました。
口頭では伝えきれない想いなど、文字にすることで伝わりやすくなることもあるので、そういった手法をうまく取り入れるのも良いと思います。
③学校だよりや学年通信にメモさせる
担任が学級通信を書かなくても、「学校だより」「学年通信」「進路だより」等、何かしらのお便りは定期的に発行されます。
普通は、それらは配布して終わりなので、中には読まずに保護者に渡したり、ポイっと捨てたりしてしまう生徒もいます。
そこで、私は帰りの会などで読み上げ、大事な部分にマーカーを引かせたり、補足事項があればその場でメモを書かせたりしていました。
こうすることで、自分の伝えたいことは伝えられるし、忙しくて読む時間のない保護者もマーカー部分だけ目を通せば良いので、一石二鳥です。
人の褌で相撲を取る状態ですが、学校は持ちつ持たれつなので気にしなくてOK!
④連絡プリントを配布する
グレーゾーンの裏技ですが、私はどうしても学級に伝えたいこと(文書で示したいこと)がある場合、連絡プリントなるものを発行していました。
これは学級通信じゃないから!ただのメモだから!と自分に言い聞かせて…
私が配布していたプリントのイメージはこんな感じ。

学級通信と銘打ってしまうと起案が必要ですが、ただの連絡が書いた紙なら授業等でも頻繁に配布しているし、検閲してもらわなくても良いです。
連絡メモなら定期的に発行する必要ないですしね。
ただ、「管理職などの目を通さずに配布する=何かあっても助けてもらえない」ということなので、自分で責任を負う覚悟はしてください。
心配なら学年の先生に、「うちのクラスは今日、こういうのを渡そうと思います」と事前に見せるのもアリです。(もしかしたら何か助言がもらえるかも)
ちなみにこの裏技は、当時の学年主任から教えてもらいました。
⑤配布せずに掲示する
これもグレーゾーンなのですが、管理職の起案が面倒なら、配布しなければ良いので、1枚だけ印刷して掲示するという手もあります。
だって、掲示物には起案が必要ないから。(バレたら怒られる可能性あり)
でもまあ、そこまでして学級通信を書きたいなら、普通に書けば良いと思いますが…
私は、過去に「自分たちで学級通信を書きたい!」とせがんできたクラスがあったので、その時は学級通信係をつくって、何か書いてきたら(起案が面倒なので学年主任にだけ確認してもらって)掲示板に貼っていました。
⑥スライドショーを作る
保護者が学級通信を楽しみにしている一番の理由は、生徒の日頃の様子が垣間見えるからなんですよね。
ですが、生徒の写真を配布するのはリスクが大きいので、私は学級懇談会や三者面談の待合室等でスライドショーを流していました。
ただし、日頃から生徒の様子を撮影しておかなければいけませんし、全員分の写真があるか、ふさわしくない写真はないかなどのチェックは大事です。
学級懇談会は何を話せば良いか困る…という方もスライドショーを用意しておけば時間がつぶせるので一石二鳥ですよ。
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まとめ
さて、この記事では学級通信の代わりになるアイディアをご紹介しました。
学級通信でなければ得られないメリットはそんなにないので、自分を縛り付けるのはやめて、その時々で必要なことをしてみるのはいかがでしょうか?
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