「手拍子」や「三三七拍子」など「拍子」という言葉は何となく聞いたことがあるけれど、そもそも拍子って何だろう?
という方に向けて、この記事では拍子についてざっくり解説します。
拍とは?
「拍子」について勉強する前に理解しておかなければいけないことが、音楽における「拍」についてです。
「拍」とは、等間隔で刻まれるリズムの中の時間のことを言います。
↓イメージはこんな感じ
等間隔で手を叩く場合、手を叩いてから、次に手を叩くまでの間が「拍」です。(手拍子以外の場合も同じ)
音楽は「拍のある音楽」と「拍のない音楽」の2つに分けることができます。
ざっくり言うと、曲に合わせて、
等間隔で手が叩ける→「拍のある音楽」
等間隔で手が叩けない→「拍のない音楽」
です。
拍子は「拍のある音楽」であることが前提です。
「拍のない音楽」では等間隔でリズムを刻むことができないので、「拍子」は生まれません。
拍子とは?強拍と弱拍って何?
「拍」には「強拍」と「弱拍」があります。
強拍と弱拍は「強い音」と「弱い音」というわけではなく、それぞれの拍が重いか軽いかです。
強拍だからと言って強く手を叩いたり演奏したりするわけではありません。
そして、拍子とは、
です。
強拍と弱拍の組み合わせとは、例えば「強拍と弱拍」「強拍と弱拍と弱拍」など、1つの強拍といくつかの弱拍によってつくられるものです。
例として「強拍と弱拍と弱拍」の組み合わせの場合を図で表してみます。
このように「強拍・弱拍・弱拍」というような、いくつかの拍のまとまりがずっと繰り返されていくのが拍子です。
そして、上の例のように3つの「拍」でひとまとまりとなっているものを3拍子と言います。
2個ずつなら2拍子、4個ずつなら4拍子となるわけです。
2拍子、3拍子、4拍子とは?
前述の通り、拍が何個ずつまとまっているかで何拍子かが決まるのですが、各拍子で強拍と弱拍の組み合わせパターンも決まっています。
それぞれの組み合わせは以下の通りです。
「強拍・弱拍」の2つ→2拍子
「強拍・弱拍・弱拍」の3つ→3拍子
「強拍・弱拍・中拍(弱拍)・弱拍」の4つ→4拍子
※4拍子は、1つの強拍と3つの弱拍からなるものですが、「強拍・弱拍・中拍・弱拍」と考えられることもあります。
他にも5拍子や7拍子など、少し変わった拍子もあります。
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単純拍子・複合拍子・変拍子(混合拍子)の解説と有名な曲まとめ
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まとめ
さて、この記事では「拍」と「拍子」についてざっくり解説しました。
改めてまとめると、
拍子は、1つの強拍といくつかの弱拍との組み合わせが繰り返されることで、その拍が何個ずつにまとまるかで何拍子かが決まる
と言えます。
じゃあ「4分の3拍子」って何なの?と思った方は、以下の記事も合わせてご覧ください。
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4分の3拍子とは?拍子記号の意味をざっくり解説
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というわけで、今回の記事は以上です。
かなりざっくりとした内容ではありましたが、参考になっていれば幸いです。
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