
退職や異動、着任の際に、
・菓子折りは必要?
・持って行くとしたら何がいい?
・予算はどのくらい?
と悩む方は多いですよね。
そこで、この記事では菓子折りの必要性や予算、おすすめのお菓子を自身の教員経験を基にお話しします。
菓子折りは必要?
そもそも着任時や退職時に菓子折りを持参する必要はあるのでしょうか。
Twitterなどでも、毎年3月になると「菓子折りを持って行くか持って行かないか」論争が繰り広げられるわけですが、結論から言うと、どっちでも良いです。
気持ちの問題なので、持参してもしなくても、怒られたり文句を言われたりすることはありません。
とは言え、実際のところはどうなのかが気になりますよね。
これはあくまでも私が過去に経験した職場での話ですが、菓子折りを持参する方の割合は以下のような感じでした。
異動教員:前任校に8割、異動先に7割
新任教員:5割
講師:1割
なんとなくの体感で書いています…
個人的には、職場を離れる際に菓子折りを持参する人が多いという印象です。
正直、職場によって文化が違うので、心配であれば、同じタイミングで退職・着任する人や管理職に相談するのが良いかもしれませんね。
さて、ここからは菓子折りを持って行く場合のお話です。
特に初めての方は選び方や渡し方が分からないと思うので、参考にしてみてくださいね。
菓子折りを選ぶポイント
・誰に渡す?
菓子折りを渡すとするなら、基本的には職員全員にです。
事前に勤務校の職員数はHP等で確認できるので、それよりも少し多い数を持って行けば安心。(事務・用務・給食の方へも忘れずに!)

また、退職や異動時には、全員宛のものとは別に、特にお世話になった方にプレゼントを渡す方も多いです。
・渡すタイミングは?
特に初任の先生は、どのタイミングで誰に渡せば良いか分からない!という方も多いと思います。
これも正解はありませんが、着任時は最初の出勤日、退職の際は最後の出勤日に持参するのが一般的です。
菓子折りの渡し方は、以下のような3パターンが多いです。
・1人1人に手渡す
・共有スペースに置いておく
着任時の朝、異動者と初任者は別室に通されるので、その際に、同タイミングでの着任者とすり合わせを行ったり、管理職に渡したりすると良いと思います。
また、個別にプレゼントを用意している場合は、少人数になれるタイミングでこっそり渡します。
いずれにせよ、貰う側が嫌な気持ちにならないように、そして皆さんの仕事の邪魔にならないように渡せると良いですね。
・価格は?
職員全員に渡す菓子折りは1人あたり80円~150円くらいが無難。
自分のお財布にも優しいし、相手も恐縮しない価格です。
参考までに、私が着任・退職した際にかかった金額をご紹介します。
着任時
職員全体→5,000円(教員30人、その他職員15人)
退職時
校長→3,000円
職員全体→5,000円(教員30人、その他職員15人)
学年教員→7,000円(7人×1,000円)
こうやって改めて見ると、そこそこの出費ですよね。
絶対に必要なものというわけではないので、無理をしてまで用意する必要はありません。
・どのようなものが喜ばれる?
菓子折りは、
・常温保存ができる
・日持ちしやすい
ものを選ぶのが基本。
職員室内で召し上がる方もいるので、こちらの記事で紹介しているような、職員室で食べるのに適していないものは選ばない方が無難です。
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仕事の合間にひと息。職員室で食べるのにおすすめなお菓子【元教員の経験談】
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また、自分の出身地や前任校の銘菓を持って行くと、それをきっかけに話が弾むこともあるのでおすすめです。
おすすめの菓子折り
前項のポイントをふまえて、おすすめの菓子折りをいくつかご紹介します。
チョコレート
冬場ならチョコレートがおすすめ!リンドールは大粒で高級感があります。
クッキー
GODIVAの中で最もお手頃なクッキー!値段の割に高級感がありますし、何より美味しいです。
かわいらしいアニマルクッキー!プチギフトなので、大規模校などにはちょうど良いかもしれません。
ミルフィユ
職員室で人気だったのが、ベルンのミルフィーユ。夏場はチョコレートが溶けるので要注意!
焼き菓子詰め合わせ
小さな焼き菓子がたくさん入っているので、「どれにする?」と話題になります!
かりんと
こちらも数種類のかりんと入りなので、もらった方も選ぶ楽しさがあります。
あられ
甘いものが苦手な方、年配の方に人気なのがあられ。ちょっと小腹が空いたときにちょうどいいサイズです。
ちなみに校長へのギフトでおすすめなのは、虎屋の羊羹です!
まとめ 菓子折りよりも大事なものがある
さて、今回は先生たちの菓子折り事情についてお話ししました。
最初に述べたように、菓子折りを持っていこうがいかまいが、仕事には何の支障もありません。
菓子折りうんぬんよりも、仕事ができるかどうかの方が大事。
どうするか延々と悩むくらいなら、他の仕事に時間をかける方が良いです。
ただ、お菓子をもらって嫌な気持ちになる方はいないので、私のように、
・「これからよろしく」「今までありがとう」の気持ちを伝えたい
という思いが少しでもあるなら、菓子折りの準備をすすめてはいかがでしょうか?