この記事では、
・校務分掌って何？
・教務部や生活指導部、進路指導部の仕事って何するの？
・その他の役割分担はある？
ということについてまとめてみます。
あくまで私が勤務していた学校での話にはなりますが、参考にしていただければ幸いです。
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校務分掌とは
校務分掌とは、各校における教員の役割分担のことです。
教務部、生活指導部、進路指導部などに分かれて、学校運営に関わる様々な仕事を行います。
教員は必ず、いずれかの分掌に所属することになります。
各分掌の主な仕事内容
分掌の分け方や呼び方、仕事内容は学校によって異なるので、ここでは一般的な教務部・生活指導部・進路指導部の３つについてご紹介します。
教務部の主な仕事内容
まずは、学校運営の要となる教務部の仕事内容についてです。
・教育課程の編成
・行事の企画、運営全般
・成績処理
・通知表の作成、管理
・指導要録の作成
・教科書管理
・転出入手続き
・時間割作成
・年間行事予定、月間行事予定作成
・授業時数の管理
・定期考査の企画、実施
・チャイムの管理
ご覧の通り、教務部の仕事は多岐にわたっているので、全分掌の中でも一番精鋭揃いで人数も多い印象です。
入学式や卒業式など各行事の企画運営を始め、成績関係や転出入に関することなど、学校運営の基礎基本を担っている分掌だと言えます。
教務部にいれば、学校教育全般に関することや１年間の流れが分かるので、新任教員に適していると個人的には思います。
生活指導部の主な仕事内容
生活指導部は、校内外の危機管理を含め、生徒が安全に楽しく学校に通えるようサポートする分掌です。
主な仕事は以下の通りです。
・生徒指導
・生徒情報把握
・行事の企画、運営
・生徒会運営
・部活動運営
・学校内外の整備（清掃分担）
・落とし物管理
・保健関係（身体測定や各健診）
生徒指導や生徒情報の共有だけでなく生徒会、部活動運営に関わる全ての仕事を行うので、生徒と直接関わる機会が多い印象です。
また、交通安全教室や薬物防止教室など校内外で連携して行う様々な行事や避難訓練、挨拶運動、大掃除等の企画や運営も行います。
若手の先生は生徒会や部活動担当を任されることが多い気がします。
進路指導部の主な仕事内容
進路指導部は、その名の通り生徒の進路に直結する分掌です。
・生徒への進路指導（学年教員と協力）
・進路に関わる事務作業
・進路関係の雑誌管理やポスターの掲示
・学力テスト（業者のテスト）の企画、運営
・進路面談（学年教員と協力）
・キャリア教育
・進路説明会の実施
進路指導に関わる全ての仕事を担うので、気が抜けません。（事務作業でミスしたらシャレになりません。）
３年生の入試前はかなりの激務ですが、それ以外は暇かというとそうでもなく、１，２年生でも職場体験や職業レディネステスト等のキャリア教育に関わる企画を実施したり学力テストの準備をしたりと忙しいです。
毎日のように届く進路関係の雑誌やポスターの管理は意外と大変。私が進路指導主任だった頃は、常に机上が進路関係のもので溢れていました。
その他の教員の役割分担（特命担当）
分掌以外にも教員の役割分担はあり、３つの分掌ではカバーしきれない仕事が「○○担当」という形で降りかかってきます。
前述の通り、全ての教員は教務部、生活指導部、進路指導部のいずれかの分掌に属することとなりますが、多くはそれと兼任して以下のような仕事も担います。
・校内研究、研修担当
・ICT担当
・学校HP担当
・各行事（運動会、合唱コンクール）の実行担当
・地域連携担当
・図書館担当
・親睦担当
地域連携担当は校外の方と連絡を取り合って、ゲストティーチャーを招いた授業を実施したり、地域の会合に参加したりします。
ICT担当はPC関連のトラブルがあると必ず声がかかるので意外と面倒かもしれません。笑
他にも学校によっていろいろな役割分担があると思います。
まとめ
さて、この記事では、校務分掌や教員の役割分担をご紹介しました。
校種や地域によって異なる点もあると思いますが、少しでもお役に立てていれば幸いです。
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