先輩教員からの印象的なアドバイス

中学校教員の仕事

先輩教員の印象的なアドバイスから学んだこと【元教員の経験談】

元中学校教師のめりーです。初任時代に聞いた先輩教員のお話と、私が学んだことをご紹介します。

右も左も分からない初任教員に向けられる、先輩教員からの優しく、時に厳しいアドバイス

その伝え方も教えも人それぞれですが、どれも教員として忘れてはいけない大切なものばかりです。

今回は私が初任時代にもらった先輩方からのアドバイスの中で、特に印象に残っていることと、そこから学んだことをご紹介します。

これから先生になる方先生になって間もない方若手教員にどうアドバイスすべきか悩んでいる方の参考になれば幸いです。


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先輩教員の印象的な話と学んだこと

ゴミ箱は、毎日空っぽにしてる?

ある日の放課後、隣のクラスの担任から「ゴミ箱は、毎日空っぽにしてる?」と尋ねられました。

ふとゴミ箱を見ると、中にはゴミがちらほら。

清掃指導の際、私は毎日ゴミを捨てに行くよう指示はしていませんでした。

でもそれって非常にまずいことなのです!

たかがゴミ箱ですが、そもそも翌日までゴミを放置するのは衛生的に良くないですし、本来捨ててはいけないもの(牛乳パックやお手紙など)が入っていた場合、いつのものか分からず指導がしにくくなります。

また、いじめ等の痕跡が捨てられているかもしれないので、毎日空にするだけでなく、中身もチェックする方がよいです。

この先生は他にも「掲示物チェックしてる?(落書きや落ちている画鋲がないか)」などいつも軽い感じで具体的なアドバイスをしてくれていました。

当時は毎日を乗り切るのがやっとで、アドバイス通りにこなしていくだけでしたが、数年経って、私は担任の教室整備について学んでいたのだと気付きました。

小学校と違って中学校の担任はいつも教室にいるわけではないので、常に生徒の様子を見ることはできません。

だからこそ、生徒が一日過ごした教室の様子を毎日確認する必要があるのです。

毎日ゴミ箱を空にすることも、掲示物を点検することも、クラスの生徒たちのちょっとした変化を見逃さないために大切なことだったのですね。

全員に好かれなくてもいいじゃない

クラスの中に「自分のことをあまりよく思っていないのかな?」という生徒はいませんか?

その子の言動ばかりが気になったり、なんとなく顔を合わせたくないなと思ってしまったりしませんか?

私も初任時代、自分のクラスにそんな生徒がいて、「私のことが嫌いなのかな」「あの先生の言うことは聞くのに」なんて悩んでいたことがありました。

それを誰かに打ち明けたことはなかったのですが、ある日、学年主任の先生から冗談交じりで「クラス全員が担任大好き!って、なんだか宗教っぽくない?」と言われました。

きっと私が生徒のことで悩んでいるのを察していたのでしょう。

「宗教っぽい」と表現したのはさておき、その先生がおっしゃったことは、

・全員が担任好き!という状況は教祖様を崇拝する信者のよう
・どんなにいい先生だって、よく思わない生徒はいる
・お互い人間だから合う、合わないがあって当然
・合わない生徒のことは、合う先生に任せればいい

というようなことでした。

その先生は、生徒からの信頼も厚く、学校で一番の人気者でしたが、その先生曰く「合わない生徒もいるし、私のことを嫌ってる生徒もいるよ!」とのこと。

生徒との関係で悩んだり、他の教員と自分を比べて落ち込んだりすることも多かったのですが、このお話を聞いて、ほんの少しだけ心が軽くなりました。

誰かに命をねらわれているかもしれない

定年間近のとある先生は、通勤バッグに防犯ブザーを入れていて、駅のホームで先頭に立つときは、背中を押されても踏ん張れるように片足を一歩後ろに引くなど、通勤中は気を張っていました。

理由を尋ねると、「過去の教え子や保護者に、自分を恨んでいて命を狙っている人がいるかもしれないから。」とのことでした。

私は「そんなまさか!どれだけ悪事を働いたのですか?」と笑いましたが、その先生は「いやいや、自分では気付かないうちに生徒を傷つけているかもしれないよ」とポツリ。

そこで私はハッとしました。

教員が何気なく放つ言葉や態度が、時として生徒を深く傷つけているかもしれない。

皆さんも、学生時代に先生から言われたことで印象に残っていることが1つや2つ、あるのではないでしょうか?

私は、中学校時代、英語の先生に「めりーさんは発音がきれいですね!マレーシア人みたい。」と言われたことを今も鮮明に覚えています。

傷付いたわけでも恨んでいるわけでもなく、なんとなく覚えているだけですが、おそらく当の本人はこの発言を忘れているはずです。

このように先生から言われたことを大人になっても覚えている人は多いもの。

だからこそ、教員はひとつひとつの発言や態度に気を付けなければならないのです。

ベテラン教員の「誰かに命を狙われているかもしれない」発言から、より一層、生徒や保護者と真摯に向き合い、時折自分の言動を顧みるようになりました。

そしてもちろん、駅のホームで先頭に立つときは、片足を一歩後ろに引くようになりましたとさ。笑

先輩教員の話には教えが詰まっている

というわけで、この記事では、先輩教員の印象的な話と私が学んだことをご紹介しました。

いずれも教員のあるべき姿や教員として意識すべきことを教えてくれる話で、その後の教員生活を変えるものであったことは間違いありません。

説教されるよりも、こうやって雑談っぽく大切なことを教えてもらって方が心に残るのかもしれませんね。

少しでも皆さんのお役に立てていれば幸いです。

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