元中学校音楽教師のめりーです。自身の経験を基に、授業やレッスンに役立つアイテムをご紹介します。
「楽譜が読めない」「音名が分からない」等の悩み解決に役立つ音符カード!
音の高さや音名・階名を楽しく学べる便利アイテムですよね。
ですが、たくさん種類があるので、どれを使えばいいか分からない!という方も多いのでは?
そこで、この記事では、授業やレッスン、ご自宅での学習用に購入を検討されている方に向けて、おすすめの音符カードをご紹介します。
音符カードおすすめ3選
1 ポケモンおんぷカード
大人気キャラクターと一緒に楽しく学べる音符カード!サイズは102×65mmです。
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可愛いだけでなく、実用性も抜群なんです!
おすすめポイントは、鍵盤の位置が示されていること。
表面には五線譜上の全音符、裏面には音名(ドレミ、ハニホ、CDE)と鍵盤の位置が書かれているので、楽譜は読めても、鍵盤での位置が分からない!という方にぴったりです。
そして、調号と変化記号のカードが付いているのもポイント。
音符カードと組み合わせて使えば、より理解が深まりますし、キャラクターと一緒なら調号を覚えるのも苦ではありませんね。
2 ぷっぷるのおんぷカード
ヤマハから発売されている音符カード。サイズは2種類あります。
大きめ(210mm×148mm)
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小さめ(102mm×65mm)
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こちらのおすすめポイントは、何と言っても見やすさ!
表面には五線譜上の全音符、裏面には可愛らしいキャラクターとともに、音の読み方が日本語、イタリア語、ドイツ語、英語で書かれています。
加線4本まで記載されているので、幅広い音域を学習できるのもいいですね。
3 みんなだいすき!おんぷカード
学研から発売されている音符カードです。こちらもサイズは2種類。
大きめ(179×131mm)
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小さめ(102×65mm)
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おすすめポイントは、全音符と四分音符の二種類のカードが入っていること。
全音符(白い音符)は読めるのに、四分音符(黒い音符)だと混乱してしまう方におすすめです。
音の読み方は日本語名(ドレミとハニホ)のみですが、
大譜表が付いているので、音の高さを相対的に学習できるのはポイントですね。
まとめ 目的に合ったカードを選ぼう!
さて、この記事ではおすすめの音符カードを3つご紹介しました。
目的や用途、レベルによって、適切なアイテムは異なります。
ぜひ、ご自身の授業やレッスン、自習プランにあった音符カードを探してみてくださいね。
ちなみに、楽譜を読めるようになるには、音の高さだけでなくリズムも併用して学習する必要があります。
音の長さや拍子の学習に役立つおすすめアイテムは、こちらの記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。
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元音楽教師が選ぶ、リズム学習におすすめのアイテム
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というわけで、今回の記事は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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