Shared Pianoの使い方

器楽・創作・ICT授業

音楽初心者でも大丈夫!Shared Pianoの使い方

元中学校音楽教師のめりーです。今回はShared pianoの使い方を解説します。

手軽にピアノ演奏や音楽づくりが楽しめるShared Piano(共有ピアノ)をご存知ですか?

Chrome Music Labにあるので無料で使用でき、アプリのダウンロードも不要!

慣れれば以下の動画のような同時演奏(セッション)も可能な超便利ツールです。

使い方さえ分かれば、なんだか楽しい音楽体験ができそうな予感がしますよね。

そこで、この記事では、Shared Pianoの使い方をご紹介します。

ページ内の英語も簡単な日本語に変えているので、参考にしてみてくださいね。

Shared Pianoの使い方

1.まずはページにアクセス!

こちらから、Shared Pianoのページにアクセスできます。

Shared Piano - Chrome Music Lab
Shared Piano - Chrome Music Lab

musiclab.chromeexperiments.com

ブラウザはGoogle Chromeを使用します。

インターネットエクスプローラーでは使えません

ちなみに、Shared Pianoは、Googleが提供するクローム音楽実験ラボ(Chrome Music Lab)内にあります。

Chrome Music Lab
Chrome Music Lab

musiclab.chromeexperiments.com

このラボには他にも面白いツールがたくさんあるので、いろいろと試してみてくださいね。

→その他のツールの特徴はこちら

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2.音を鳴らしてみよう!

Shared Pianoのページにアクセスすると最初に表れるのは初期画面。

SharedPiano初期画面

スマートフォンやタブレット、PCの画面上の鍵盤をタップ(クリック)すれば簡単に音が鳴ります。

同時に抑えれば、和音も演奏可能です。(PCマウスでのクリックの場合は不可)

鍵盤タップで音が出る仕組みは、さながら電子ピアノのようで、運指の練習にもなりそうですね。

音を鳴らすと自動的に保存され、左下の再生ボタン▶から自分の演奏を聴くこともできます。(右横のスクロールを動かして、好きな場所から再生可)

家に楽器がなくても、タブレットやスマートフォン、PCさえあれば簡単に演奏を楽しめます。

一人で楽しむのも良いですが、せっかくなので、Shared Piano最大の特徴である「共有」の仕方も確認しておきましょう。

3.ピアノ鍵盤を共有しよう!

誰かと共有したい時は画面左下のCopy linkから共有用のリンク(URL)を取得します。

Shared Piano共有リンク

共有のイメージはこんな感じ。

SharedPiano共有方法

多少のタイムラグが生じる場合もありますが、最大10人まで参加できるので、いろいろな使い方ができそうですね。

さて、Shared Pianoの基本的な使い方は、だいたいこんなところです。

ここからは、より自分好みにカスタマイズする方法をご紹介します。

4.設定を変更しよう!

まずは画面右下のSetteingsをタップ(クリック)!

Shared Piano設定変更

すると、このような設定画面が現れます。

Shared Piano設定変更画面詳細

ここで変更できるのは以下の7項目です。

①Octaves(オクターブ)
②Note Names(音名)
③Emojis(キャラクターイラスト)
④Note Trails(音の動き)
⑤Scroll Behavior(スクロール動作)
⑥Midi Device(MIDIデバイス)
⑦Custom note names(音名表示・非表示の個別設定)

各項目をもう少し詳しくご紹介します。

①Octaves(オクターブ)

音域(音の高さの幅)を2~8オクターブから選ぶことができます。

初期設定ではAutoになっており、ディスプレイの幅に合う音域が自動で設定されています。

②Note Names(音名)

画面上の鍵盤や音符(カラーブロック)に音名を表示するかしないかを選択します。

初期設定では非表示になっていますが、表示すると下図(右)のようになります。

SharedPianonotename

③Emojis(キャラクターイラスト)

初期設定では演奏者を表すアイコンが表示されるようになっていますが、それを非表示にすることもできます。

表示・非表示の場合の画面は以下の通りです。

④Note Trails(音の動き)

音の動き(カラーブロック)も表示・非表示が選べます。

それぞれの場合の画面は以下の通り。

カラーブロックが動いている方が、音価が分かりやすいような気がします。

⑤Scroll Behavior(スクロール動作)

音の入力を一時停止した際に、画面上に音符(カラーブロック)を残すか、残さないかを選択します。

Pause when idle
直前に入力した音符が画面上に残ったまま。

Scroll when idle
音符が上部に流れていってしまう。

違いは動画でご確認いただく方が分かりやすいかもしれません。

⑥Midi Device(MIDIデバイス)

MIDIデバイスの接続を許可するかしないかを選択します。

許可すれば、電子ピアノをつないで音を入力することもできるようになります。

⑦Custom note names(音名表示・非表示の個別設定)

音名ごとに表示するかしないかを選択できます。

SharedPiano設定画面

5.音色を変えてみよう!

初期設定ではピアノの音色になっていますが、画面左下の楽器で変えることもできます。

SharedPiano楽器変更

・Drum Kit(ドラムキット)
・Drum Machine(ドラムマシーン)
・Marimba(マリンバ)
・Strings(弦)
・Piano(ピアノ)
・Syhth(シンセサイザー)
・Woodwind(木管楽器)

の7種類が用意されているので、いろいろと試してみるのが良さそうです。

6.PCのキーボードで音を打ち込んでみよう!

画面上の鍵盤をタップ(クリック)する以外に、PCキーボードで音を打ち込む方法もあります。

下図のように黒鍵と白鍵に分かれていて、音の高さも変えることができます。

SharedPianoキーボードでの音入力

PCで演奏する際の難点が1音しかクリックできないことですが、キーボードでなら和音の演奏も可能。

また、キーボードとマウスを同時に扱えば、以下のように1人で伴奏とメロディを演奏することもできます。

音楽科とは思えないクオリティの低さ…お恥ずかしい。

7.ドラムの音を打ち込んでみよう!

ドラムキットやドラムマシンを選択した場合の、リズムの入力方法もご紹介しておきます。

まず、画面上の鍵盤をタップする場合は、以下の通り。

SharedPianoドラムの入力方法

キーボードで入力する場合はこちら。

SharedPianoドラムの入力の仕方

いずれにせよ、片手でドラムが叩けるので、慣れると非常に楽しいです。

8.演奏を保存して聴いてもらおう!

自分の演奏を保存して誰かに聞いてもらうには、画面右下のSaveから共有用リンク(URL)を取得する必要があります。

先ほどのリンクとは違い、こちらは再生用のリンクとなります。

保存したURLから画面を開くとこんな感じ。

画面左下の再生ボタン▶で音楽を聴くことができ、それに合わせて自分で新たにメロディを追加することも可能です。

ただし、現時点では、新たに追加したメロディを保存することはできません。

今後、伴奏にメロディをかぶせて保存できるようになれば、より使い勝手は良くなりそうですね。

ちなみに、再生時に速度の変更転調も可能です。

さて、お気づきかもしれませんが、このツールはオートセーブなので、共有リンクには、これまでの演奏全てが保存されてしまいます。

任意の部分だけを保存することはできないんですね。

つまり、完璧な状態で保存するには、これまでの演奏を削除して、もう一度最初から演奏し直さなければならないのです。

というわけで、頻繁に使うことになるであろう削除ボタンもご紹介しておきます。

9.演奏を削除しよう!

これまでの演奏を全て削除する場合は、画面右下のClearボタンを押し、「Yes, I'm Sure」を選択します。

SharedPiano削除方法

一度押すと、元には戻らないのでご注意を!

上記の内容を1枚にまとめたプリントをnoteで公開しています。

WordPDFの2種類のデータを用意しているので、ご自由にアレンジしてお使いいただけます。(詳細はこちら

まとめ Shared Pianoで新たな演奏体験を!

さて、この記事では、Shared Pianoの使い方をご紹介しました。

ご覧いただいた通り、操作はシンプルで使い勝手が良く、いろいろな楽しみ方ができそうです。

何より、誰とでも演奏を共有できるというのは、他のツールにはない魅力なので、Shared Pianoを使いこなして、新しい演奏体験を楽しんでくださいね。

というわけで、今回の記事は以上です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

音楽授業の指導案・ワークシートダウンロードはこちら


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